
シクラメンの茎がふにゃふにゃになる原因は?
シクラメンの茎が溶ける原因は?
シクラメンがぐったりして元気がないのはなぜ?
シクラメンの元気がない時に元気にする方法とは?
こんなシクラメンの元気がない問題に関する疑問についてご紹介いたします。
シクラメンの茎がふにゃふにゃになる原因とは?
シクラメンの茎がふにゃふにゃになってしまう原因の多くは、シクラメンの元気がなくなってしまった状態を放置したり、寒さによるダメージなどが挙げられます。
シクラメンがぐったりとして元気が無くなったとしても、すぐに問題を解決してあげれば、元気に回復します。
しかし、原因がわからないまま放置してしまうと長い間光合成ができなくなってしまうため、葉が黄色くなってしまったり、茎がふにゃふにゃになってしまいます。
その状態をさらに放置してしまうと茎が溶けてしまうこともあります。
ただし、葉の成長具合によっては部分的に葉が傷んでダメになってしまうことはあります。
そのような時には、他の葉を確認してみて他の葉が元気であれば問題ありません。
ダメになってしまった葉だけ抜き取るようにしましょう。
ダメになってしまった葉をそのまま放置してしまうと腐った茎や葉がカビの原因などになってしまいます。
シクラメンの茎が溶ける原因は?
シクラメンの茎が溶ける原因とは
- シクラメンの元気がない状態を放置してしまった。
- 寒さによって葉や茎がダメージを受けてしまった。
- 根腐れを起こしている。
などが挙げられます。
シクラメンの元気がない状態を放置してしまった
シクラメンの葉がぐったりとしてしまった状態をそのまま放置してしまうと時間の経過とともに茎が溶けてしまうことがあります。
そのようなことにならないように早急に問題の解決をしてあげましょう。
寒さによって葉や茎がダメージを受けてしまった
ガーデンシクラメンなどのように屋外でも育成できるシクラメンもありますが、多くのシクラメンは基本的には寒さに弱いものです。
シクラメンは他の観葉植物などに比べると低めの温度を好むため、寒さに強いと思われがちですが、好む温度帯が低いだけであり、耐寒性が高いわけではありません。
よって気温が10度を下回るような場所に長時間置いてしまうと徐々に弱ってしまいます。
さらに夜間に冷え込むような場所では、茎や葉の内部の水分が冷え過ぎてしまい細胞がダメージを受けてしまいます。
一度寒さによってダメージを受けてしまうと、回復することはできないため温度管理には注意しましょう。
ただ、寒さに弱いからといって暖房が効いた暖かい部屋で管理してしまうと、また違った問題を起こすこともあります。
シクラメンが好む温度帯をしっかり理解しておくことは、シクラメンを元気に育てる基本とも言えます。
シクラメンが好む温度については、この後詳しくご紹介いたします。
根腐れを起こしている
根腐れも茎がふにゃふにゃになってしまったり、溶けてしまう問題を引き起こす原因となります。
特に根腐れの場合には、茎の根元のあたりから変色が始まり、ふにゃふにゃになってしまうことが多いものです。
通水性の悪い土で管理していたり、水の与え過ぎなどが原因で根腐れは起こるため、もし根腐れが疑われる時には早急な植え替えが必要となってきます。
根腐れによって一時的に茎や葉が溶けてしまっても球根がしっかりしており、環境が改善されれば、新しい芽を出します。
ふにゃふにゃになって溶けてしまった茎は復活するか?
残念ながら一度ふにゃふにゃになって溶けてしまった茎や黄色くなってしまった葉は復活することはありません。
そのような茎や葉を残しておくと株全体が弱ってしまいますので取り除きましょう。
シクラメンは球根さえしっかりしていれば、環境を整えてあげることで復活して新しい新芽を出します。
よってダメになってしまった原因をしっかり改善してあげて新しい芽を出してあげましょう。
シクラメンがぐったりして元気がない原因
先日まで元気な姿を見せていたシクラメンが、急にぐったりしてしまって元気がなくなってしまうことがあります。
なぜシクラメンの茎や葉がぐったりしてしまうのか?
シクラメンがぐったりしてしまう原因には
- 水やりの不足
- 部屋の温度が暖かすぎる
- 日差しが強過ぎ
- 根腐れ
などが挙げられます。
水やりの不足
シクラメンは茎や葉に水分を溜め込むことで葉や茎をシャッキっとさせます。
よって水分が不足してしまうと、ぐったりとして元気がなくなってしまいます。
水やりを忘れていたりして、土が乾き切ってしまった時などは水不足で元気がなくなってしまうものです。
部屋の温度が暖かすぎる
水やりの不足よりも多い問題が部屋の温度が暖かすぎる問題です。
水不足は日々シクラメンを観察していれば、初心者でも判断しやすい問題です。
しかし、部屋が暖かすぎる問題は意外と気が付かないものです。
私たち人間が快適と感じる室温は、シクラメンにとっては暖かすぎるのです。
シクラメンが元気に育つ温度は思ったよりも低く、20度以上あるとうまく育たなくなってしまいます。
理想としては15度から18度くらいがちょうど良い温度となります。
最低温度としては10度くらいを維持できると良いでしょう。
シクラメンは暖かすぎると休眠状態に入ってしまうため葉を落とすようになってしまいます。
よって鑑賞しやすいリビングの棚の上などは、シクラメンにとっては少々苦手な場所でもあります。
室内でも窓際に置いたり、棚の上よりも室温が少しでも低い床に置いたりしてあげると良いでしょう。
ただし、床暖房が入っているような家では、逆効果となってしまいますので注意が必要です。
日差しが強過ぎ
シクラメンは基本的には日光浴が好きですが、日差しが強すぎると環境に適応できずにぐったりしてしまうことがあります。
シクラメンは育った環境に適応した葉を出します。
よって温室で遮光されて育ったシクラメンと日頃から日光を浴びて育ったシクラメンでは、耐えられる日差しの強さが変わってきます。
例えば、前から育てているシクラメンは日光浴をさせると元気になるのに、購入したばかりのシクラメンはぐったりしてしまうなどのような問題が起きる場合には、購入したシクラメンが環境に適応できていないことが考えられます。
そのような時には明るい室内で管理し、徐々に日差しに慣れるような場所に移動していくようにしましょう。
根腐れ
シクラメンが根腐れを起こすと根が正常に機能しなくなるため、水分や栄養分を吸い上げられなくなってしまいます。
その結果、茎や葉に水分が供給されないため、葉や茎がぐったりとしてしまいます。
さらに根の腐敗は徐々に茎へも広がってきますので、茎の腐敗も始まってしまいます。
このようにシクラメンがぐったりして元気がなくなってしまう原因は様々ですが、全てにおいて共通することは、茎などから水が抜けてしまうことにつながります。
シクラメンの茎は非常に柔らかく、中の細胞に沢山の水分を含んでいます。
その水分が抜けてしまう事でシクラメンがぐったりと葉を垂らしてしまうのです。
シクラメンの元気がない時に元気にする方法とは?
シクラメンの元気がない時に元気にする方法とは、元気がなくなってしまった問題を解決する事から始まります。
先にご紹介しましたように、シクラメンの元気が無くなる理由は様々です。
よって一つの方法で問題を解決する事は出来ません。
まずは思い当たる問題を探し、解決しなければなりません。
水やりを忘れていて水不足を起こしているのであれば、水やりをする事で元気にする事が出来ます。
部屋の温度が暖かすぎる場合には、温度管理を行うようにしましょう。
リビングの温度が高いのならば、玄関や廊下など少し涼しい場所に移動したり、床におく事でもシクラメンの周辺温度を下げる事が出来ます。
日差しが強すぎる場合には、日光に当てるのをやめて室内の明るい場所で育てるようにしましょう。
明るい場所に慣れてきたら、次はカーテン越しの明るい場所に移動するなど少しずつ明るい場所に慣れさせていく事が大切です。
それでも問題が解決しない場合には、根腐れなどを起こしている可能もあります。
シクラメンの元気がない問題まとめ
- シクラメンがぐったりしてしまう原因には、水やりの不足、部屋の温度が暖かすぎる、日差しが強過ぎ、根腐れなどが挙げられる。
- シクラメンの元気がない時に元気にする方法とは、元気がなくなってしまった問題を解決する事から始まる。
- シクラメンの茎が溶ける原因とは、シクラメンの元気がない状態を放置してしまった。寒さによって葉や茎がダメージを受けてしまった。根腐れを起こしている。などが挙げられる。
- 一度ふにゃふにゃになって溶けてしまった茎や黄色くなってしまった葉は復活することはない。