シクラメンの水やりは底面給水がおすすめ?シクラメンに葉水は効果的?

2022年8月29日

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シクラメンの底面給水

シクラメンの水やりは底面給水がおすすめ?

シクラメンの受け皿には常に水を張っておく?

シクラメンに葉水は効果的?

こんなシクラメンの水やりに関する疑問についてご紹介いたします。

シクラメンの水やりは底面給水がおすすめ?

シクラメンはサクラソウ科の多年草で、クリスマス近くになるとフラワーショップや園芸店で見かける球根の植物です。

赤やピンクやホワイトなどの定番カラーに加えて、最近では黄色や紫などの珍しいカラーも出回っており冬場の花のない季節に彩りを添えています。

今回はシクラメンの水やりについて詳しくご紹介いたします。

シクラメンを園芸店で購入すると、底面給水鉢に植えてあることが多いでしょう。

底面給水鉢とは、底に水を溜めておくことで植物が自由に水を吸い上げることができる鉢のことです。

ここでは底面給水のメリットとデメリットを紹介します。

メリット

  • 水を切らす心配が少ない
  • 花や球根に水がかかるのを防ぐ

水を切らす心配が少ない

底面給水鉢は鉢の下に水を溜めておけるため、長期間外出する際にも水を切らす心配がありません。

水やりを忘れてしまって枯らす心配がないので安心です。

花や球根に水がかかるのを防ぐ

シクラメンは土から出ている球根に水がかかると球根が腐ってしまい枯れてしまうことがあります。

さらに花や葉に水が直接かかると病気になることがあるので注意しましょう。

この点でも底面給水鉢は受け皿に水を溜めておくことで水を吸い上げてくれる仕組になっており、シクラメンの水やりとして優れています。

デメリット

  • 根腐れしやすくなる
  • 土に老廃物が溜まりやすい

不衛生な水は根腐れの原因となる

底面給水鉢は、常に鉢底に水が溜めてあるため、通常の水やりに比べると不衛生になりがちです。

特に梅雨時や夏場には、通気性が悪くなりカビが生えやすくなります。

そのような水を放置してしまうとシクラメンの根腐れの原因にもなりかねません。

気温が高めの時期には3日に一度程度水を新しいものに変え、溜めてある水を腐らせないように注意しましょう。

土に老廃物が溜まりやすい

植物は土の上から水を与えることで、土の中の空気を循環させたり老廃物を取り除いています。

しかし底面給水では、そのサイクルがうまく機能しないうえに肥料なども行き渡らない可能性があります。

そのような問題を防ぐためにも時々土の上から水を与えるようにしましょう。

シクラメンの受け皿には常に水を張っておく?

普通の鉢の場合は、シクラメンの水やりの頻度は季節ごとに異なります。

しかし底面給水鉢のケースでは、常に受け皿の水を切らさないようにしましょう。

基本的には受け皿の水を3分の2くらいにキープしてください。

もしも受け皿がヌルヌルとしていたり、緑色の藻が発生した場合は、きれいに洗い流してから使用しましょう。

夏の休眠方法について

夏にシクラメンの葉が極端に減ってしまった場合には、休眠させて夏越しをさせる方法もあります。

葉はすべて失くして、球根だけで夏を越させる方法です。

休眠させる場合には、花が終わる4月頃から肥料を中止して水やりもストップさせます。

5月以降は直射日光には当てずに風通しが良い屋外で管理するのがおすすめです。

ただし雨に濡れると、球根が腐ることがあるので注意してください。

シクラメンに葉水は効果的?

冬場など暖房器具などを使用している室内にシクラメンを置いておくと、葉が乾燥したり水切れを起こしやすくなります。

そういう場合には葉水が効果的です。

葉水とは霧吹きなどで、葉に水を吹きかけることです。

葉水をすることで乾燥を防いだり、ホコリを落とす効果があります。

さらに花に水滴がかかると、花が傷む原因となるので注意しましょう。

もし花に水がかかってしまったら、清潔な布やキッチンペーパーなどで優しく拭き取ってあげてください。

ガーデンシクラメンなど露地植えができる品種は、水滴にも強いので、それほど神経質になることはありません。

どうしてもシクラメンの乾燥が気になる場合には、シクラメンを置いている環境を見直してみることも大切です。

  • 温度が高過ぎないか。
  • 暖房の風が直接当たっていないか。

などを見直すことでシクラメンを元気に育てることができるようになります。

シクラメンの水やりまとめ

  • シクラメンの水やりには底面給水が適している
  • 底面給水鉢のメリットは、水を切らす心配が少ないことと花や球根に水がかかるのを防ぐこと
  • 底面給水鉢のデメリットは、夏場の根腐れと土の中に老廃物が溜まりやすいこと
  • シクラメンの受け皿の水量は、常に3分の2を維持しよう(夏に休眠させる場合は水やりは休止)
  • シクラメンに葉水は効果的だが、花に水滴がかからないように注意

今回はシクラメンの水やりに関する疑問についてご紹介しました。皆様のシクラメン育成の参考にしていただけると幸いです。

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