シクラメンの種を取るタイミングはいつ?
シクラメンの種とりとは?取り方は?
シクラメンの種の乾燥と保存の方法は?
こんなシクラメンの種とりに関する疑問についてご紹介いたします。
シクラメンの種を取るタイミングはいつ?
シクラメンの種はどのタイミングで採取すれば良いのでしょうか。
シクラメンは、花が咲き終ったらそのまま放置していると種ができます。
当然受粉していることが前提ですが。
花が枯れた後にできるシクラメンの実は最初は緑色をしていますが、少しずつ茶色に変化していきます。
種が熟してくると重みで実(子房)が垂れ下がってきます。
そして実の袋が割れて、傾けると中が見えるようになります。
この時に中の種が茶色になっていたら種を取るタイミングです。
早熟な種はまだ白っぽく、摘み取るのは早いため必ず茶色になってから採るようにしてください。
シクラメンの種とりとは?取り方は?
シクラメンの種を取るには種子を作るために花びらは摘まずにそのまま放置しましょう。
徐々に茎の先の丸い部分が膨らみ、熟すと垂れ下がっていきます。(この部分を子房と言います。)
種が成熟するのは受粉に成功してから約3か月~4か月ほどですが、品種や咲く時期によっても多少異なります。
いずれにしても種が出来るまでには長い期間を必要としますので気長に待ちましょう。
シクラメンの種を取る時は、乾燥した茎を手に取り、実の上部をねじるようにして抜き取り種を出していきましょう。
茶色くなった皮をむくと、中から種が出てきます。
この時わかりやすいように、白い紙の上などに置くのがおすすめです。
また種の採取はよく晴れた日に行うようにしましょう。
その理由は雨の日だと種が湿ってしまいカビが生えやすくなるためです。
特に室外で育てている場合には、晴れ間が続いているときに採取しましょう。
シクラメンの種は半月状で、アサガオの種に似ています。(シクラメンの種類によって大きさは異なります。)
種を採取する際の注意点
シクラメンは熟すると自然に実が弾けてしまうことがあります。
特に室外で管理している場合は、気がつかないうちに飛散してしまうことがあるので注意してください。
このように熟した実は割れやすく、少しの刺激でも種が飛び散ることがあります。
したがって、あらかじめ袋を被せておくと安心です。
使用する袋としては中が見えるビニール袋が最適ですが中が、蒸れないように小さな穴を空けておきましょう。
シクラメンの種の乾燥と保存の方法
シクラメンの種を採取した時から、次の種まきまでの時間がある場合は、よく乾燥させてから保存しましょう。
手順としては以下の通りです。
- シクラメンの種を採ったら、水でよく洗います。
- 次に新聞紙やキッチンペーパーなどの上に置き陰干しをしましょう。(およそ1か月くらい)
- この時に風に吹き飛ばされないようにザルの中などに入れておくと安心です。
- 充分に乾燥したら、紙袋に入れて冷蔵庫の野菜室などの低温エリアで保管します。(紙袋は封筒がおすすめ)
シクラメンだけではなく、植物の種は高温多湿や光を苦手とする傾向があります。
したがって必ず冷蔵庫で保存するようにしてください。
シクラメンの種とりまとめ
- シクラメンは受粉してからおよそ3か月~4か月で種ができる
- あまりたくさん種を作ると苗が弱るので一つか二つに厳選しよう
- 種を採るタイミングは子房が垂れて中の種が茶色になってから
- 種を採る時はよく晴れた日がおすすめ
- 種が弾けて飛び散らないように袋を被せておこう
- 採取した種はよく水洗いしてから乾燥させて、冷蔵庫の野菜室などに保管しておこう