シクラメンを休眠から起こすのは難しい!?方法や最適な時期は?

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シクラメンを休眠から起こす

シクラメンを休眠から起こす時期は?

シクラメンを休眠から起こす方法とは?

シクラメンは休眠後に肥料を与えた方がいい?

こんなシクラメンを休眠から起こす時の疑問についてご紹介いたします。

シクラメンを休眠から起こす時期は?

シクラメンを休眠から起こす時期は、夏の暑さが落ち着いてくる9月後半から10月頃が最適です。

とはいえ、近年は温暖化の影響で10月頃まで暑さが残ることもあります。

シクラメンは暑さに弱い植物ですので、お住まいの地域によってはマニュアル通りに9月後半に休眠から起こすと失敗してしまう恐れもあります。

自身の体感の他に天気予報なども活用して、暑さが落ち着いたことをしっかり確認できてから起こしてあげると良いでしょう。

シクラメンを休眠から起こす基準としては気温が20度以下になる頃です。

日々の気温を確認して20度を超えないようになってきたらシクラメンを休眠から起こしてあげましょう。

シクラメンを休眠から起こす方法とは?

シクラメンを休眠から起こす手順は、大きく分けて

  • 土から掘り起こす
  • 新しい土に植え替える
  • たっぷりと水をあげる

の3点です。

ではひとつずつ見ていきましょう。

土から掘り起こす

まず、休眠中のシクラメンを土から掘り起こし、根についた土を落とします。

この時、根の先の方が黒ずんでいたらその部分は腐っている標ですのでカットしましょう。

球根の状態は触って確認し、固く締まっていれば休眠成功です。

逆にブヨブヨしていたりスカスカになっていたら休眠失敗ですので、そのような球根は残念ながら諦めるしかありません。

新しい土に植え替える

シクラメンは植え替えることで休眠から覚めます。

ひとまわり大きい鉢に鉢底石と新しい土を入れ、植え替えましょう。

用土は市販されている花と野菜の培養土で大丈夫です。

ホームセンターや園芸店にはシクラメン用の用土もありますので、そちらを使っても良いでしょう。

自身で配合する場合は、赤玉土小粒4:腐葉土4:日向土細粒2がおすすめです。

水はけが良くなるように調整してみてください。

植え替えの時は、根を傷つけないように注意します。

土を少し湿らせておくと傷つき防止になり、スムーズに植え替えできます。

球根の頭が出るように植えることも大切です。

球根の半分ほどが地上に出るように、土は休眠中に埋まっていた辺りまでを目安に植えましょう。

植え替え後はいきなり日向に置くことはせず、明るい日陰で管理します。

様子を見ながら少しずつ日差しに慣れさせ、日当たりの良い場所で管理できるようにしましょう。

たっぷりと水をあげる

植え替えが終わったら、底穴から水が流れ出るくらいたっぷり水をあげます。

水やりの時の注意点は球根に水をかけないこと。

球根に直接水をかけてしまうと腐ったりかびたりする原因となります。

この時だけでなく、シクラメンに水をあげる時はいつも球根に水をかけないように気をつけてください。

土の表面が乾いたら、同様にたっぷりと水をあげましょう。

気温の低下とともにシクラメンの成長スピードも上がってきます。

土の中なのでなかなか確認することはできませんが、球根から白い根が出てきたら安心して大丈夫です。

休眠したシクラメンは花付きが遅くなりますが、年明け頃にはまた花を咲かせてくれるでしょう。

シクラメンは休眠後に肥料を与えた方がいい?

シクラメンは、休眠中(5月頃~9月頃)以外は肥料をあげた方が良い植物です。

植え替え時に元肥として緩効性肥料を土に混ぜ込みましょう。

植え替え後の根が傷ついている状態で即効性の肥料をあげると、シクラメンの根を傷める原因になりますので、必ず固形の緩効性肥料を使うようにしてください。

植え替えから2週間~3週間後、株の状態が安定してきた頃から薄めた液体肥料を与えます。

窒素・リン酸・カリウムが同じ割合のものがおすすめです。

1週間に1度のペースであげましょう。

シクラメンの花が咲く時期になってきたらリン酸が多めの液肥に切り替えることで花付きをよくすることができます。

シクラメンを休眠から起こすまとめ

  • シクラメンを休眠から起こす時期は9月中旬以降、暑さが落ち着いた頃。温暖な地域は10月上旬になることもある。
  • シクラメンを休眠から起こす時は、『土から掘り起こす』『新しい土に植え替える』『たっぷりと水をあげる』の手順で行う。
  • 球根を土から掘り起こしたら、球根と根の状態を観察する。根が黒くなっていたらその部分はカットし、固く締まった球根以外は諦める。
  • 植え替えは必ず新しい土を使う。球根の頭が半分ほど出るように浅く植える。
  • 水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと。球根に水がかからないように注意する。
  • 肥料は元肥として土に緩効性肥料を混ぜ込む。株の状態が落ち着いてきたら、週に1回液体肥料を与える。

今回はシクラメンを休眠から起こす方法についてご紹介しました。皆様のシクラメン育成の参考にしていただけると幸いです。

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