ラベンダーの開花時期なのに花が咲かないのはなぜ?
ラベンダーの花が咲かない以前に蕾がつかない?
ラベンダーの花を咲かせる方法とは?
こんなラベンダーの開花に関する疑問についてご紹介いたします。
ラベンダーの開花時期なのに花が咲かないのはなぜ?
ラベンダーは通常、春から初夏にかけて開花することが多いものですが、開花時期にも関わらず花が咲かない場合があります。
ラベンダーの花が咲かない理由として考えられる要因としては
- 株が十分に成長していない
- 根が十分に育っていない
- 根詰まりが起こっている
- 肥料の与えすぎ
- 剪定が適切ではなかった
- 成長不足
などが挙げられます。
株が十分に成長していない
挿し木や植え替えなどをしたばかりの若い株や十分に成長していない株は開花するためのエネルギーが足りないため花が咲かないことが多々あります。
また、咲いたとしても一つ二つで花も小さなものとなってしまいます。
このように葉がまだ若々しく鮮やかな緑色をしているラベンダーは、一見すると元気で花をしっかり咲かせてくれるように見えますが、まだ若いため花を咲かせる力がありません。
同じ環境に植えられたラベンダーでも、このように葉が少し白っぽく色が褪せたようになっている方がしっかり成長してエネルギーを蓄えているラベンダーです。
このようなラベンダーは環境を整えてあげることでたくさんの花を咲かせるようになります。
逆に若い株はいくら環境を整えてもしっかり成長するまでは花を咲かせることは難しくなります。
根の成長不足
どんな植物も根が十分に育たないと植物に必要な栄養分が吸収できず、開花が難しくなります。
根の成長不足には先に挙げましたように株が若い事と環境によるものがありますので、原因を見極める必要があります。
その一つの原因として根詰まりが挙げられます。
根詰まり
鉢植えの場合、根が発達しすぎて根詰まりが起こると水や栄養が適切に行き渡らず、開花が妨げられます。
肥料の与えすぎ
ラベンダーは肥料をあまり必要としませんが、与えすぎると枝や葉が成長しすぎて花が咲かなくなることがあります。
剪定が適切でなかった
適切な剪定が行われないと風通しが悪くなり、開花が難しくなることがあります。
また、花芽が付く時期に大掛かりな剪定をしてしまうと蕾がつかないこともあります。
ラベンダーの花が咲かない以前に蕾がつかない?
ラベンダーが花を咲かせる以前に蕾がつかない場合もあります。
ラベンダーの蕾がつかない原因としては
- 適切な環境が整っていない(日光不足)
- 肥料の不足や過剰
- 適切な水やりがされていない
などが挙げられます。
適切な環境が整っていない(日光不足)
ラベンダーは日光をたっぷり浴びることで蕾をたくさんつけるようになります。
そのため、日照時間が短かったり、そもそも日当たりの悪い場所で育てていたりすると蕾をほとんどつけないことがあります。
肥料の不足や過剰
ラベンダーは肥料要求量の多い植物ではありませんが、全く肥料を与えていないとやはり蕾の数も少なくなってしまいます。
花が蕾をつけて花を咲かせることは多くのエネルギーを使うため、開花時期には適切な肥料を施すことが大切です。
また、肥料バランスも大切で、窒素過多の肥料は葉や茎の成長が促進され、花がつきにくくなります。
適切な水やりがされていない
ラベンダーは乾燥気味な土壌を好むため常に湿っているような状態は避けなければなりません。
ただ、あまりにも乾燥気味で水分不足の状態では根から肥料を吸い上げることができないため適切な水やりが必要となってきます。
ラベンダーの花を咲かせる方法とは?
ラベンダーの花を咲かせる方法とは
- 日光の確保
- 土壌の状態管理
- 適切な水やり
- 適切な肥料を与える
などが挙げられます。
日光の確保
ラベンダーは日光を好むため、一日中日当たりの良い場所に植移動してあげましょう。
特に午前中の日光は植物の生活サイクルと整え、成長を促進させる効果が見込めます。
土壌の状態管理
ラベンダーは砂質で水はけの良い土壌を好みますので、鉢植えの場合は砂や軽石を混ぜた排水性の良い土を使用しましょう。
適切な水やり
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、土が湿っているうちは控えめにしましょう。
適切な肥料を与える
ラベンダーは肥料をあまり必要としませんが、開花時期に低窒素の緩効性肥料を与えると良いでしょう。
このような環境を整えたうえで、まだ若い株であればじっくりと育ててあげて来年の開花を楽しみに待ちましょう。
冬の寒さを経験させることも花を咲かせるコツとも言えます。
ラベンダーは冬の寒さを経験することで翌年の開花を促進します。
ラベンダーには多くの品種があります。新しいラベンダーを育ててみるのも!
ラベンダーの花が咲かないまとめ
- ラベンダーの花が咲かない理由として考えられる要因としては、株が十分に成長していない、根が十分に育っていない、根詰まりが起こっている、肥料の与えすぎ、剪定が適切ではなかったなど様々な要因が考えられる。
- 開花時期にはたっぷりと日光に当てることで蕾の形成が促進され、花を咲かせるようになる。
- 若い株は花を咲かせるエネルギーを確保できていないため、花を咲かせることは難しい。
- ラベンダーは冬の寒さを経験させることで翌年に花を咲かせるようになる。