ラベンダーがしおれる原因は?
ラベンダーの花がしおれるのは大丈夫?
ラベンダーは植え替えるとしおれてしまう?
こんなラベンダーがしおれる問題に対する疑問についてご紹介いたします。
目次
ラベンダーがしおれる原因は?
ハーブとして人気の高いラベンダー。
ラベンダーの種は発芽率が低く成長もゆっくりなので一般的には苗物として購入することが多いものです。
そんな植えたばかりのラベンダーがしおれてしまうと焦ってしまいますよね。
ラベンダーがしおれるのには主に4つの原因が考えられます。
- 根腐れ
- 水不足
- 蒸れ
- 根を痛めた
ラベンダーの根腐れ
ラベンダーは乾燥した土壌を好みます。
根が張ったあとはしっかり土が乾いてから水を与えましょう。
地植えであれば植え付け時にしっかり水やりをして根が付いた後はほとんど水やりは必要ありません。
根腐れは鉢植えで植えているラベンダーが成長期に茎が混み合ってしまうために起こりやすいです。
根腐れを起こしてしまったラベンダーは、混み合っている枝や葉を剪定して水はけの良い土に植え替えをしましょう。
ラベンダーの水不足
ラベンダーは乾燥した土壌を好みますが、特に鉢植えの場合は水切れに注意が必要です。
また、乾燥が好きだからと表面だけ水を与えるのも要注意です。
土が乾いたら鉢の底から水が染み出るくらいしっかり水やりをしましょう。
1度完全に水が切れてしまったラベンダーは回復するのに時間が掛かります。
しっかり水を与えたあとは葉のしおれが復活するまでは日陰に置いて株を休ませます。
ラベンダーの蒸れ
ラベンダーは高温多湿に弱い植物です。
梅雨が続いてから、その後の真夏の暑さを乗り越えるために大切なのが剪定をして風通しを良くしておくことです。
先端の花がキレイでも、株の中をのぞくと葉が蒸れて黄色や黒く枯れてしまっていることがあります。
枯れてしまった葉は取り除き、剪定をして風通しを良くしてあげましょう。
ラベンダーの剪定の適期は
- 花の収穫時期
- 花が終わってから冬に入る前
花の時期は他のガーデニング作業も多いので見頃が終わったら、来年に備えて剪定すると良いかもしれないですね。
株を整えておくことで春の花芽形成の時期にバランス良く花芽が付いてくれます。
花が咲いた時の株全体のバランスも良くなります。
根を痛めた
ラベンダーは根が痛むのを嫌います。
植え付けや植え替えの時に根を痛めすぎないように注意しましょう。
根が傷んだ状態で枝をそのままにしておくと十分な栄養を吸収できずにしおれていまいます。
植え付けや植え替えの時に根を痛めた時には、枝を剪定して株を休ませましょう。
ラベンダーの花がしおれるのは大丈夫?
花の先端が垂れるようにしおれてしまうことがありますがこれは水切れのサインです。
花がしおれているのを見付けたら、水をしっかり与えればほとんどの場合は半日程度で回復してくれます。
鉢が小さければ日陰に移動すると良いでしょう。
- しおれてから時間が経っている。
- 葉もしおれてチリチリになっている。
この様な場合は水を与えて1日経っても復活しないことがあります。
復活しない花は切り取り、新しい芽を育てます。
上部は枯れたように見えても根は生きている可能性は高いのでしばらく様子を見てみましょう。
ラベンダーは植え替えるとしおれてしまう?
ラベンダーは根を痛むことを嫌います。
そのため、植え替えに失敗するとしおれてしまうことがあります。
植え替えは根が成長する春が適期です。
植え替えの際に枝が混み合っていたら剪定をして株元をスッキリさせておきましょう。
春に剪定をした枝は挿木で増やすことができます。
挿木は、春~梅雨時期までに根を付けることが大切です。
根が出てきたかな?と触ると根が付かずしおれてしまうので注意しましょう。
ラベンダーのしおれまとめ
- しおれてしまったラベンダーはしっかり水を与えれば復活してくれる
- しおれてしまったラベンダーを移動できるなら日陰に移して株を休ませる
- ラベンダーは根が傷むとしおれてしまうことがあるので、植え替えの時は根を崩さないように注意する
- 乾燥を好むラベンダーでも水が切れるとしおれてしまうので特に鉢植えの場合は注意が必要
- ラベンダーは高温多湿に弱いので、込み合っている枝は剪定をして風通しを良くしておく
- 挿し木で増やす時は根がしっかり付くまでは動かさないように注意する
今回はラベンダーがしおれる理由についてご紹介しました。皆様のラベンダー育成の参考にしていただけると幸いです。