ラベンダーは水耕栽培できる?
ラベンダーの水差しで発根させるコツは?
ラベンダーは水耕栽培してから挿し木した方が発根しやすい?
こんなラベンダーの水耕栽培や挿し木に関する疑問についてご紹介いたします。
目次
ラベンダーは水耕栽培できる?
ラベンダーなどのハーブには水耕栽培に向く植物が多いです。
香りが良いラベンダーを水耕栽培で気軽に育てられたらインテリアとしてもピッタリですよね。
しかし、結論から言うとラベンダーは水耕栽培に不向きです。
ラベンダーの水耕栽培が難しい理由
ラベンダーの水耕栽培が難しい理由は主に2つあります。
- 低木性である
- 乾燥を好む性質がある
水耕栽培は水に入れたあとに根が出やすい草本性の植物に向いています。
例えばスイートバジルがそのひとつ。茎が緑で新芽が伸びやすく水に入れて発根しやすいです。
それに対して低木性のラベンダーは【木質化】します。
水に入れただけでは根が出にくく、腐りやすいです。
低木性のハーブには他にローズマリーやタイムがあります。
ラベンダーは高温多湿を嫌う
ラベンダーは高温多湿を嫌います。
地植えなら水やりは不要、鉢植えでも水のやり過ぎで根が腐ることがあります。
木質化する植物でも、例えばアジサイは乾燥を嫌うため花瓶に挿して水耕栽培でしばらく楽しむことができます。
切り花としてもアジサイはよく目にしますが、ラベンダーは小さめの鉢植えで販売されてます。
ラベンダーを室内で楽しみたい場合は、新鮮な花や茎をドライフラワーにするのが一般的にはおすすめの方法です。
水が入っていない花瓶に入れたり、麻ひもで束ねて逆さにして飾ると長持ちします。
ラベンダーの水差しで発根させるコツは?
「ラベンダーの水差しに挑戦してみたい」
「新鮮な状態のラベンダーを楽しみたい」
ラベンダーの水差しには木質化していない新芽を選ぶ
ラベンダーは木質化する性質があり多湿を嫌うので発根は難しいですが、水差しに挑戦する場合は木質化がまだしていない新芽の部分を選んで切り取りましょう。
なるべく太い茎を選ぶのもポイントです。
水に浸かる部分の葉は取り除いて水が腐るのを防ぎます。
こまめな水換えで新鮮な環境を保つ
こまめに水を入れ替えて新鮮な状態に保つことも大切です。
発根に成功したとしても水に浸けたままですと、残念ながら花が咲いたり大きく成長させたりすることは難しいです。
水差しをしたあとは、赤玉土などに挿し木をして発根を促しましょう。
ラベンダーは、花だけでなく葉や茎からもフローラルな香りを楽しめます。
季節のインテリアとして、剪定した枝をしばらく水差しにして楽しむのも良いかもしれませんね。
育てるというよりは飾るイメージになってしまいますが。
ラベンダーは水耕栽培してから挿し木した方が発根しやすい?
ラベンダーの増やし方は挿し木をすることです。
種でも販売されていますが、発芽率は低く種からですと花が咲くまでに時間も掛かります。
ラベンダーはポイントを抑えておけば挿し木で簡単に増やすことができます。
切ってそのままの枝を挿し木にするよりも水差しをした方が発根しやすくなります。
ポイントは先程紹介した水差しと同じです。
- 木質化していない新芽の部分を切り取る
- なるべく太い枝を選ぶ
- 下の方の葉は取り除く
挿し木の場合、水に1時間もつけておけば十分です。
先端に発根剤をつけておくと根が出やすくなります。
順調に育てば1ヶ月ほどで根がつきます。
根が付くまではむやみに触らないように注意しましょう。
ポット苗でしっかり根を張ってから植付つけをします。
乾燥を好むラベンダーですが、植付直後は水切れで枯れてしまうことがあります。
- 植付後はしっかりと水を与える
- 先端の葉がしおれていたら水やりをする
- 真夏や真冬は避ける
挿し木は春~梅雨時期が根が伸びやすく適期です。
根が付いた苗は秋に植えるか、寒冷地の場合は翌春を待って植えると安心です。
ラベンダーの水差し・水耕栽培まとめ
- ハーブには水耕栽培に向く種類が多くあるが、低木性で高温多湿を嫌うラベンダーは水耕栽培が難しい。
- ラベンダーの水差しのコツは新芽の太い枝を選び水に付く部分の葉を落とすこと。
- 水差し後は挿し木にするのがおすすめ。
- ラベンダーは挿し木で簡単に増やすことができる。
- ラベンダーの挿し木は、水差しをしてから発根剤を付けると発根しやすい。
- 根が付くまではむやみに触らない。1~2ヶ月ほどで根がつく。
今回はラベンダーの水差し・水耕栽培に関する疑問についてご紹介しました。皆様のラベンダー育成の参考にしていただけると幸いです。