買ってきたラベンダーがすぐ枯れるのはなぜ?
ラベンダーのつぼみが枯れるのは?
ラベンダーが枯れる原因を無くして上手に育てるには?
こんなラベンダーがすぐに枯れてしまう原因やつぼみが枯れる原因についてご紹介いたします。
買ってきたラベンダーがすぐ枯れるのはなぜ?
いろいろな種類の中から選んで買ってきたラベンダー。
次の休みに植えようとワクワクしていたのが一転、すぐに枯れてしまって落ち込んだ経験はありませんか?
ラベンダーがすぐに枯れる原因として、真っ先に考えられるのが『蒸れ』です。
ラベンダーは地中海が原産で、乾燥した環境を好む植物ですので、日本のような高温多湿な気候には弱い性質があります。
そこでラベンダーを買ってきたらまず確認したいことが、ポットや鉢の土の状態です。
もし元々の土が粘土のように重たく、水含みの良い土だったら要注意です。
蒸れてしまうのも時間の問題といえるでしょう。
ラベンダーの蒸れを防ぐのに最適なのは、水はけの良い土です。
元々の土が重たいものだったら、すぐに水はけの良い土へ植え替えるのがラベンダーを枯らさないコツです。
土はラベンダー専用の用土が売られていますので、そちらを使うのが最適でしょう。
または一般的な培養土に水はけを良くするために赤玉土や川砂、パーライトを混ぜて使用しても構いません。
自身で配合する場合には、赤玉土5:腐葉土3:川砂2の割合での配合がおすすめです。
ラベンダーのつぼみが枯れるのは?
下葉は元気だけれど、ラベンダーのつぼみだけが枯れてしまう。
開花を楽しみに育ててきたところにその現象は非常にショックです。
この理由は、おそらく水の量にあると考えられます。
ラベンダーは原産地に倣って乾燥気味に育てるのが基本ですが、花茎が伸び、つぼみをつける時期だけは少し事情が変わってきます。
ラベンダーに限らず、植物が花を付ける時はエネルギーが必要になるものです。
開花前、ラベンダーだと5月以降は花芽の育成のために想像以上に水を吸います。
また、その時期は気温も上昇するので葉からの蒸散の影響もあり、さらに水切れが起こりやすくなります。
それを知らずに普段通りの水やりを行っていると、花芽にまで水分が行き渡らずにつぼみが枯れてしまうことになるのです。
晴れの日が続く季節ですので、この現象は鉢植えに限らず地植えでも起こり得ます。
花芽を確認したら、普段より多めの水やりを心がけましょう。
もちろん、蒸れには注意してください。
ラベンダーが枯れる原因を無くして上手に育てるには?
ラベンダーが枯れる原因はなんといっても『蒸れ』。
その他には『合わない土』『肥料のあげすぎ』などが考えられます。
最大の原因である『蒸れ』を防ぐために大切なのは、水やりの頻度を抑えることです。
先に述べたように、ラベンダーは乾燥した環境を好む性質です。
土がしっかり乾いたのを確認し、2日ほど経ってから水やりをするくらいがちょうど良いでしょう。
ただし、花芽のつき始める時期~開花までは多めの水やりがポイント。
常に土が湿った状態では蒸れてしまうので、よく注意してください。
水やりの他には、風通しを良くすることも心がけましょう。
下葉や枝が混み合っていたら、適宜剪定すると風通し対策になります。
剪定する位置は、新芽の真上が良いでしょう。
剪定することで株元まで日差しが届くようになり、新芽の育成も促進できる効果もあります。
鉢植えの場合は植木鉢にこだわってみるのも良いでしょう。
通気性の良い素焼き鉢やテラコッタ鉢、スリット鉢がおすすめです。
蒸れ対策には水はけの良い土を使うことも大切です。
ハーブやラベンダーの専用用土を使うのが安心ですが、手持ちの培養土に赤玉土・川砂・パーライトを混ぜて使用することもできます。
鉢植えの際には、水はけや通気性を高めるために鉢底石を入れましょう。
地植えは盛土をして植え付けると水はけ対策になります。
また、ラベンダーは肥料が少なくても育ちます。
施肥は春と秋ですが、肥料をあげすぎると肥料焼けを起こし枯れる原因になります。
肥料の量には注意してください。
ラベンダーがすぐに枯れるまとめ
- 買ってきたら土の状態をチェック。特に水はけの悪い土だったらすぐに植え替える
- ラベンダーのつぼみの枯れは水不足が原因。花芽がつき始めたら水やりを多めにする
- ラベンダーに蒸れは大敵。常に土が湿った状態を作らないように注意し、風通し対策として剪定も適宜行う
- 肥料をあげすぎると肥料焼けなど枯れる原因になるので、多く与えないように注意が必要
今回はラベンダーがすぐに枯れてしまう原因についてご紹介しました。皆様のラベンダー育成の参考にしていただけると幸いです。