ラベンダーの挿し木!成功と失敗を分けるのは切る場所?時期?

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ラベンダーの挿し木

ラベンダーの挿し木は切る場所で失敗する?

ラベンダーの挿し木は時期で失敗する?

ラベンダーの挿し木の発根日数はどのくらい?

発根を成功させるためにやるべき事は?

こんなラベンダーの挿し木の成功と失敗の要因についてご紹介いたします。

ラベンダーの挿し木は切る場所で失敗する?

花や香りが魅力のラベンダーは、イングリッシュガーデンには欠かせないハーブ植物のひとつです。

ドライフラワーとしてインテリアにしたり、香りからリラックス効果を得たり、魅力の大きいラベンダーですが、挿し木で簡単に増やせます。

挿し木で失敗しないためにまず気をつけたいのが「切る場所」です。

ラベンダーは低木性の植物ですので、古くなった枝は木質化していきます。

ラベンダーの挿し木に使う時には、枝が木質化する前の新しい枝を選んで切るのが成功のポイントです。

先端に近い場所に「新芽」が付いた枝があります。

この新芽の先端から10~15cmの位置で切り取ります。

新芽の中でもなるべく太い枝を選びましょう。

また、挿し木の直前に少しカットするので短すぎる枝は避けて、余裕を持って切り取れる場所を選ぶと良いです。

ラベンダーは多湿を嫌うため、株の風通しを良くするために剪定をします。

挿し木用の枝を切り取って株全体のバランスが崩れてしまわないように、剪定した枝から挿し木にする枝を選ぶのも良いかもしれませんね。

ラベンダーの挿し木は時期で失敗する?

ラベンダーだけでなく、バラやアジサイなどの挿し木は「梅雨」の時期がおすすめです。

良い枝を切り取って、良い土に挿し木をしても、根が張りにくい時期に実行するといつまで経っても根が張らず失敗のリスクが上がります。

ハイビスカスなど夏が大好きという例外の花もありますが、ほとんどの植物は春~梅雨時期に根を張り、夏は成長がゆるやかになります。

ラベンダーの挿し木をしたい時は、桜が散り、暖かくなってきた春~暑くなりすぎる前の梅雨時期に行いましょう。

数ヶ月掛けてしっかり根が張った苗は秋に植え付けた後も育ちやすくなります。

暖かい地域では、秋の9~10月頃も挿し木には適しています。

しかし、挿し木に成功した苗も冬直前の時期に植え付けると枯れるリスクが高くなってしまいます。

冬は土が凍る地域や初めての場合は、梅雨時期の挿し木がおすすめです。

ラベンダーの挿し木の発根日数はどのくらい?

挿し木をしてから、しっかり発根しているのか心配になりますよね。

早く発根を確かめたくなりますが、不安でも根が付いたかな?と触るのは厳禁です。

挿し木をしてから10日ほどで小さな根が発根してきますが、せっかく発根しはじめた時に動かしてしまうと根の発育がしづらくなります。

しっかり発根できているか確認できるまでは1ヶ月ほど掛かります。

春~梅雨の時期は他の植物も生き生きと育ってくる季節です。

ガーデニングを楽しみながら気長に待ってみると良いかもしれません。

また、ラベンダーは乾燥を好みますが、発根には水分が必要なので挿し木をしている間は土が乾かないように注意しましょう。

発根を成功させるためにやるべき事は?

ラベンダーは比較的、挿し木がしやすい花ですが成功させるポイントがいくつかあります。

  • 土に挿す前に水に浸けておく
  • 清潔な園芸用ハサミを使用する
  • 発根剤をつける

土に挿す前に水に浸けておく

挿し木用に切り取った枝は少ししなびて元気がないこともあります。

挿し木をする前に水に浸けておくとシャキッとした枝に戻ります。

あまり長い間浸けておくと先端が腐ってしまうので1~2時間程度で大丈夫です。

清潔な園芸用ハサミを使用する

水に浸ける前に先端を数cmカットすると水揚げが良くなります。

刃が古くなっていると茎の繊維を傷つけてしまうことがあります。

あまり神経質になる必要はありませんが、清潔な園芸用ハサミを使用するのがおすすめです。

発根剤をつける

発根を促進させてくれる「発根剤」を切り口に付けることで発根しやすくなります。

発根剤は、土からの栄養や水分を吸収する手助けをしてくれます。

代表的な発根剤は「ルートン」という名前で販売されています。

発根剤をつけることで挿し木の成功確率は確実にアップします。

他の植物でも使えるのでガーデニングを楽しむ際にはひとつは持っておきたいアイテムのひとつです。

ラベンダーが枯れる原因は、「加湿」又は「乾燥」どちらもあります。

ラベンダーの挿し木には主に「赤玉土」が使用されますが、赤玉土は水はけが良すぎて乾燥しやすいデメリットがあります。

水やりで調整するのが難しいと感じる方は「挿し木用の土」を使用するのもおすすめです。

ラベンダーの挿し木まとめ

  • ラベンダーの挿し木は、新芽の先端から10~15㎝の場所で切り取る。
  • なるべく太い枝を選ぶのもポイント。
  • 挿し木に適した時期は春~梅雨時期と秋の9~10月頃。
  • 冬は土が凍る地域や初心者の方は育った苗の植付けが秋にできる梅雨時期がおすすめ。
  • 挿し木をして発根が確認できるまでは1ヶ月ほど掛かる。
  • 根が張ったか確認するために触りすぎるのは厳禁。
  • 挿し木を成功させるために「事前の水差し」「清潔な園芸用ハサミの使用」「発根剤」を使用するのがおすすめ。
  • 挿し木専用の土も販売されている。

今回はラベンダーの挿し木に関する疑問についてご紹介しました。皆様のラベンダー育成の参考にしていただけると幸いです。

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