シクラメンが根腐れを起こすとどのような症状が出る?
シクラメンの根腐れの原因とは?
シクラメンを根腐れから復活させる方法は?
シクラメンが根腐れしたら植え替えをするべき?
こんなシクラメンの根腐れに関する疑問についてご紹介いたします。
目次
シクラメンが根腐れを起こすとどのような症状が出る?
シクラメンが根腐れを起こすと、まず初めに葉や花が萎れてしなびてしまいます。
葉や花の萎れは根が水分や栄養を適切に吸収できなくなるために起こります。
根腐れの進行状況によっては、葉が色あせたり、さらに元気がなくなることもあります。
根腐れの問題が改善されずにさらに根腐れが進行してしまうと、シクラメンの葉や花が垂れ下がり、全体的に枯れてしまいます。
水切れのようなこのような症状は根が水分を吸収できなくなり、植物全体の健康が損なわれるために起こります。
これらの症状が見られた場合には、根腐れを疑い適切な対策をとることが重要です。
ただし、シクラメンの葉や花が萎れる=根腐れと決めつけるのは問題です。
シクラメンの葉や花が萎れる原因には、シクラメンが置かれている環境の温度が影響することもあります。
まずはシクラメンにとって最適な環境が維持できているかどうかを確認してみましょう。
シクラメンの根腐れの原因とは?
シクラメンの根腐れの原因は、主に過剰な水やりによるものです。
シクラメンは、根が浅く水分吸収力が弱いため、水やりの量や頻度に特に注意が必要な植物です。
そのようなシクラメンの特徴から、水やりが過剰になると根が腐りやすくなってしまいます。
過水による根腐れの主な原因には
- 水やりの頻度が多すぎる
- 水やりの方法が不適切
- 土の水はけが悪い
などが挙げられます。
水やりの頻度が多すぎる
土が乾く前に頻繁に水を与えてしまうと、根が常に湿った状態になり、根腐れを引き起こしやすくなります。
土の表面が乾いてから水やりを行うようにしましょう。
一般的には、土の表面が乾いてから2〜3日後に水やりを行うのが適切です。
水やりの方法が不適切
土が常に湿っている状態になる水やり方法は、根腐れのリスクを高めます。
水やり時は鉢底から水が流れ出るくらいまでたっぷりと水を与えますが、受け皿に溜まった水はすぐに捨てることが重要です。
土の水はけが悪い
水はけの悪い土を使用すると、水が土の中に溜まりやすく、根が腐りやすくなります。
よって水はけの良い土を使用しましょう。
また、シクラメンは風通しの悪い場所で育てると根腐れしやすくなるため、風通しの良い場所での管理がおすすめです。
室内のリビングなどにシクラメンを置いている場合には、暖かい時間帯に屋外に出してあげて日光と風に当ててあげるようにしましょう。
冬の屋外でも数時間屋外で風に当ててあげるだけで株元の蒸れなどを防ぐ事ができます。
適切な水やりと風通しに気をつけることで、シクラメンの根腐れを防ぐことができます。
シクラメンを根腐れから復活させる方法
シクラメンを根腐れから復活させる方法は、以下のステップに従って行います。
まずはシクラメンを鉢から抜き出し、根の周りの土を半分程度取り除きます。
根が黒く腐っている部分を見つけたら、できる限り取り除きます。
腐った根は病気の原因となり、残しておくと他の健康な根にも影響を及ぼす可能性があります。
さらに球根が腐っている部分があれば、それも取り除きます。
球根が腐っていると、植物全体の健康に影響を及ぼす可能性があるためです。
根腐れが進行しすぎて球根全体が腐ってしまっているような状態だと復活は難しいと言えます。
根腐れによって腐ってしまった根を除去したら、新しい鉢に新鮮で水はけの良い土を詰め植え付けます。
水やりは、土が完全に乾いてからたっぷりと行います。
その時に水が球根に直接かからないように注意が必要です。
過剰な水やりは根腐れの原因になり得るため、適切な水分管理が重要です。
根腐れがひどい場合の対処法
根腐れが進行している場合は、水やりをさらに控えめにし、直射日光の当たらない日陰で管理します。
市販されている根腐れ防止剤を使用することで、根の健康を回復し、さらなる腐敗を防ぐことができます。
根腐れ防止剤を含んだ水で水やりを行うことで、根の回復を助けることができます。
これらの方法を試しても復活しない場合は、植え替えを諦めることも必要です。
シクラメンが根腐れしたら植え替えをするべき?
シクラメンが根腐れを起こした場合、植え替えをすることは一つの有効な対処方法です。
植え替えを行うことで以下のメリットがあります。
腐った根を除去できる
植え替えにより、腐った根を取り除くことができます。
その結果、健康な根だけが残りシクラメンの回復が促進されます。
土の入れ替えができる
新しく水はけの良い土に植え替えることで根の環境を改善することができます。
水はけが良く、栄養分に富んだ土は、シクラメンの健康な成長に役立ちます。
ただし、植え替えは根腐れの程度によります。
根腐れが軽度の場合は、根の一部を剪定し、新しい土で植え替えることが有効です。
しかし、根腐れが非常に進行している場合、特に球根が大きく損傷を受けている場合は、植え替えが効果的でないこともあります。
そのような状況では、シクラメンを回復させることが困難か、または不可能になる可能性があります。
シクラメンの根腐れまとめ
- シクラメンが根腐れを起こすと、まず初めに葉や花が萎れてしなびてしまい、根腐れの進行状況によっては、葉が色あせたり、さらに元気がなくなることもある。
- 過水による根腐れの主な原因には、水やりの頻度が多すぎる、水やりの方法が不適切、土の水はけが悪いなどが挙げられる。
- シクラメンは風通しの悪い場所で育てると根腐れしやすくなるため、風通しの良い場所での管理がおすすめ。
- 根腐れが軽度の場合は根の一部を剪定し、新しい土で植え替えることが有効だが、根腐れが非常に進行している場合、特に球根が大きく損傷を受けている場合は植え替えが効果的でないこともある。
今回はシクラメンの根腐れに関する疑問についてご紹介しました。皆様のシクラメンの管理の参考にしていただけると幸いです。