
シクラメンの開花時期は?温度が関係する?
シクラメンの開花期間はどのくらい?
シクラメンの開花条件とは?
シクラメンの開花を促進させる方法とは?
こんなシクラメンの開花時期に関する疑問についてご紹介いたします。
シクラメンの開花時期は?温度が関係する?
シクラメンの開花時期は地域によって差がありますが、10月頃から翌年の4月、5月くらいまでとなります。
このように寒い時期に花を咲かせるシクラメンの開花には気温(温度)が非常に関係しています。
シクラメンの開花に最適な温度とは13度から18度くらいとされています。
このシクラメンの開花に最適な温度になる時期が10月頃から翌年の4月、5月頃なのです。
シクラメンは非常に温度に敏感なため、気温が20度より高過ぎても、10度以下になってしまっても花を咲かせにくくなってしまいます。
特に近年の住宅事情では断熱性が高まり、部屋の中が暖か過ぎて花が咲かなくなってしまうという問題も起こってしまいます。
よってシクラメンを開花させたい時には、適正時期に適正温度を保てる環境を作ってあげるようにしましょう。
室内でも床の上や棚の上など置き場所によって温度に違いがあることもありますので、シクラメンを置く場所の温度をしっかり測って確認すると良いでしょう。
シクラメンの開花期間はどのくらい?
シクラメンの開花期間は先に述べましたように10月頃から翌年の5月くらいまでです。
ただし、シクラメンをどのように夏越しさせたかによって、この開花期間が若干変わってきます。
葉を全て落とし、球根を乾燥状態で夏越しさせたシクラメンは葉を残したまま夏越しさせたシクラメンより開花時期が遅くなります。
また、シクラメンは一つの花が長い期間咲き続けるわけではなく、開花期間に次々と新しい蕾をつけることで長い間花を楽しむことができます。
そのためには、一度花が咲いたからと安心せずに開花時期の間はシクラメンが蕾をしっかりつけて、次の花を咲かせられるような管理をしてあげる必要があります。
そのような管理を怠ってしまうと徐々に花の数が減り、開花期間が短くなってしまうこともあります。
シクラメンの花を長い期間楽しむためにも、シクラメンの開花条件をしっかり理解しておきたいものです。
シクラメンの開花条件とは?
シクラメンの開花条件には、先に述べました気温が大きな影響を与えます。
理想的な温度は13度~18度くらいです。
そのような温度を保ちつつ、日照(日当たり)を確保することで多くの花をつけることができます。
シクラメンは明るい環境を好むため、明るい場所に置いて球根に光を当ててあげることで蕾を沢山つけるようになります。
逆に暗い玄関などに置いていると光不足になってしまい、なかなか花が咲かなくなってしまいます。
ただし、日光が好きだからと言っても急に明るすぎる場所に出してしまうのも問題があります。
シクラメンは育った環境によって日光への耐性が変わってきます。
温室などで遮光されて育ったシクラメンを急に明るい場所に出すと葉が垂れてしまうこともあります。
よって初めは明るい室内に置いて様子をみましょう。
その後、カーテン越しの窓辺など徐々に明るい場所に移動されながら環境に慣れさせていくことが大切です。
どうしても玄関に置いておきたいなど置き場所の事情がある時には、植物育成用ライトなどを使うことで明るさを確保する方法もあります。
また、シクラメンは葉の数と同じだけ花をつけるため葉の数が少ないと花の数も少なくなってしまいます。
そのため、葉の数を増やして、葉を元気に育てることが結果的に花を沢山つけることにも繋がります。
葉の数を増やすためには、根と葉を育てる窒素とカリウムが重要ですので、固形肥料を与えてあげましょう。
シクラメンの開花を促進させる方法とは?
シクラメンの開花条件が整ったら、開花を促進させてあげることでさらに多くの花を楽しむことができます。
シクラメンの開花を促進させる方法とは、花の栄養となるリンを定期的に与えることです。
シクラメンは10月~5月くらいまでの開花時期に多くの栄養を必要とします。
よってこの時期にリンを含む液肥を定期的に与えることで長く花を楽しむことができます。
シクラメンの開花まとめ
- シクラメンの開花時期は地域によって差がありますが、10月頃から翌年の4月、5月くらいまでとなる。
- シクラメンの開花に最適な温度とは13度から18度くらいで高過ぎても低過ぎても花が咲きにくくなってしまう。
- シクラメンは明るい環境を好むため、明るい場所に置いて球根に光を当ててあげることで蕾を沢山つける。
- シクラメンの開花時期には多くの栄養を必要とするため、リンを多く含む液肥を定期的に与えると長い間花を楽しめる。
今回はシクラメンの開花時期と開花条件に関する疑問についてご紹介しました。皆様のシクラメン管理の参考にしていただけると幸いです。