シクラメンは咲き終わったらどうなる?
シクラメンが咲き終わったら花はどうする?
シクラメンが咲き終わった後の手入れは?
こんなシクラメンが咲き終わったら後の手入れの疑問についてご紹介いたします。
シクラメンは咲き終わったらどうなる?
シクラメンは開花期の10月~4月の期間、次々と花を咲かせます。
そんなシクラメンの一つの花は咲いてから10日程度でしおれます。
花の咲き終わりのサインとして、次のような点をチェックしましょう。
- 花びらが変色する。
- 花びらがしおれてしわしわになる。
シクラメンは花びらがバラバラに散るわけではないのですが、きれいに咲いている花としおれた花は色合いやハリが違います。
比較するとわかりやすいので、こまめにチェックしましょう。
シクラメンが咲き終わったら花はどうする?
シクラメンは花が咲き終わったら、こまめに摘み取るようにします。
咲き終わった花をそのままにしておくと、種を作ろうとして余計な体力を使ってしまいます。
そうすると他の花が小さくなったり、新しいつぼみが開かなかったりします。
また枯れた花が根元に落ちると、カビや病気の原因になる恐れがあります。
株全体の体力を守り、続けて花を咲かせるためには、こまめにチェックして、花が咲き終わったら摘むようにしましょう。
咲き終わった花の摘み取り方のポイントは、花の茎の根元を指でつまんでねじるように引き抜きます。
そうすると根本からぷちっと簡単に抜けます。
切り口から雑菌が入って病気の原因になるため、はさみを使ってカットするのは避けるようにしましょう。
咲き終わった花をこまめに摘み取ると、株の根本から新しいつぼみが伸びて、秋から春にかけて次々ときれいな花を咲かせてくれます。
葉の元気があり過ぎると、葉っぱの下に新しいつぼみが隠れてしまう場合があるので、開花期は月に一度程度を目安に葉組みをして整えましょう。
新しいつぼみに日が当たり、花が咲きやすくなります。
シクラメンが咲き終わった後の手入れは?
シクラメンは春になって気温が上昇してくると、だんだん花が咲くペースが落ちてきます。
株の根元に新しいつぼみが出てこなくなったら、開花期の終わりのサインです。
その後だんだん葉が落ちて株全体の活動が鈍くなってきます。
しおれた花や黄色く変色した葉っぱは、取り除きましょう。
花が終わると水を吸い上げるペースも落ちるため、開花期と同じように水、肥料をやっていると球根が腐ってしまう恐れがあります。
株の様子を見て水、肥料を減らしましょう。
開花期が終わったシクラメンは、夏に向けての管理方法が2通りあります。
葉っぱをすべて無くし球根だけで夏越しさせる方法(休眠する)
シクラメンの花が咲き終わったら、6月以降完全に水やりをストップします。
葉っぱはしおれて枯れるので、こまめに手で摘み取ります。
球根だけになった状態で、日陰の風通しの良いところで管理します。
休眠した状態になるので日に当てる必要はありません。
雨がかかると球根が腐りやすくなるので濡らさないように注意します。
涼しくなった9月以降、根鉢を崩して新しい土に植え替えます。
葉っぱを残して夏越しさせる方法(休眠しない)
シクラメンの花が咲き終わったら、屋外の雨の当たらない半日陰に置きます。
夏の直射日光は強すぎて葉焼けするので避けます。
風通しがよく涼しいところが適しています。
10日~2週間に1回程度、土の部分に水をやります。
肥料は薄い液体肥料を1ヶ月に1回程度与えます。
涼しくなった9月以降、根鉢を崩さずに新しい土に植え替えます。
植え替え後、休眠していた球根も目を覚まして葉っぱを出し始めます。
土が乾いたら水をやり、様子を見ながら薄めた液体肥料を1週間に一回程度あたえます。
10月以降葉っぱが茂ってきたら、球根の上部に日が当たるように、また葉組みを行うと新しいつぼみが出てきます。
高温多湿の日本の夏は、涼しい気候を好むシクラメンにとっては厳しい環境です。
シクラメン栽培初心者には、球根だけにして休眠させる方が簡単と言われています。
うまく夏を越せると、秋からの成長期にまた元気な葉っぱやつぼみが伸びてきます。
少し管理に気を使いますが、夏越しにトライしてみましょう。
シクラメンの咲き終わりまとめ
- 花びらが変色したり、しわしわになったら咲き終わりのサイン。
- 咲き終わった花はこまめに指で摘み取る。
- 病気予防のため、花がら摘みにはさみは使わない。
- 花が咲き終わった春は水やり、肥料のペースを落とす。
- 夏の管理は、休眠する、休眠しないの2種類。