サンスベリアの株分けを失敗する原因とは?失敗しないやり方と子株や根の処理方法

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サンスベリアの株分けを失敗する原因

サンスベリアの株分けを失敗する原因とは?

サンスベリアの株分けを失敗しないやり方とは?

サンスベリアの株分け時の子株と根っこの処理の仕方は?

サンスベリアの株分けは根を乾燥させる?

サンスベリアの株分け後の注意点と水やりは?

こんなサンスベリアの株分けに関する疑問についてご紹介いたします。

サンスベリアの株分けを失敗する原因とは?

サンスベリアは非常に丈夫な植物ですので、株分けもそれほど難しいものではありません。

また、成長も早く、環境が良いとどんどん子株を増やすため、簡単に株分けを楽しむこともできます。

しかし、いくら丈夫なサンスベリアでも、いくつかの注意点を疎かにしてしまうと株分けに失敗してしまうこともあります。

サンスベリアの株分けを失敗する原因とは

  • 株分けの時期が適切でない。
  • 株分けの方法が適切でない。
  • 植え替え後の管理が適切でない。

などが挙げられます。

株分けの時期が適切でない

サンセベリアの株分けは、生育期である春から秋に行うのが良いとされています。

暖かい時期は、根がよく張り、新しい芽も出やすいため、株分け後の回復が早くなります。

逆に冬は成長が鈍るため、植え替え同様に株分けをすると根腐れや枯死の原因となることがあります。

株分けの方法が適切でない

サンスベリアの株分けは、子株が根を張り始めた状態で行うのが一般的です。

あまりにも子株が小さすぎると根が張る前に枯れてしまうことがあります。

また、切り口を乾燥させずに植えると切断面から病原菌が侵入して腐敗してしまうことがあります。

これが株分け後の根腐れが起こる原因の一つとされています。

植え替え後の管理が適切でない

株分け後のサンスベリアは、根が張るまでは水やりを控えめにする必要があります。

また、直射日光を避け、風通しの良い場所で管理することが大切です。

このような理由から具体的な失敗例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 気温が低い冬に株分けをしてしまった。
  • 子株が小さすぎる状態で株分けをしてしまった。
  • 切り口を乾燥させずに植えてしまった。
  • 水分保持の高い土で株分をしてしまった。
  • 植え替え後に水やりをしすぎてしまった。
  • 植え替え後すぐに直射日光に当ててしまった。

このような失敗をしないように、サンスベリアの株分を成功させる方法をしっかりマスターしましょう。

サンスベリアの株分けを失敗しないやり方

サンスベリアの株分けを失敗しないためには、気温が15度以上ある季節に行うようにしましょう。

また、できれば数日間天気の良い日が続くような日に行うとさらに良いでしょう。

サンスベリアの株分けとは親株から出た子株を独立株として植え替える作業です。

子株を独立株にするためには、すべての株を鉢から抜き、根の周囲の土を落とし、地下茎と呼ばれる土の中で繋がっている太い根を切断する作業が必要となります。

このような作業は、サンスベリアにとって大きな環境の変化とストレスを与えることになります。

よって株分け後(植え替え後)に回復を早めるためにも、成長期である暖かい時期に行うことが大切なのです。

また、子株があまりにも小さすぎたり、根が全くなかったりすると株分けによって成長が止まってしまうこともあります。

子株が親株から栄養をもらわなくても成長できるくらいになってから株分を行うようにしましょう。

そのようなことを考慮した上で株分けの作業工程順に大切なことを細かくご紹介していきます。

サンスベリアの株分け時の子株と根っこの処理の仕方

サンスベリアの株分は全ての株を鉢から抜き出す作業から始まります。

サンスベリアの子株は地下茎で繋がっているため、子株だけひねり取るような方法では株分けはできません。

サンスベリアの葉を抱え込み、鉢を軽く叩きながら株を鉢から抜き出します。

その後、根の周りの土を手でほぐしながら地下茎の繋がりを確認していきます。

この時、力任せに作業してしまうと根を傷つけてしまいますので、優しく行いましょう。

親株と子株が繋がっている地下茎(横に生えた太い根)が見つかったら地下茎を親株の側からカットします。

根のカットには切れ味の良い清潔なハサミを使うようにしましょう。

切れ味の悪いハサミや消毒されていないハサミを使用してしまうと根の切断面が腐りやすいうえに病原菌の侵入リスクを高めてしまいます。

横に伸びた太い地下茎はそのまま残せるのでしたら、残したまま子株を植えた方が良いでしょう。

もし、子株を植える鉢が小さく、地下茎が植え込みの邪魔になってしまようなら、鉢のサイズに合わせて地下茎はカットしてしまっても問題ありません。

株分けした親株、子株ともに根の状態も確認しておきましょう。

黒ずんだ根や細くポロポロと取れてしまうような根は根腐れをしている可能性がありますので、カットしてしまって問題ありません。

白く張りがある根のみ残すようにしましょう。

黒ずんだ根を残しても株分け後に土の中で腐敗してしまう可能性が高いため、土の中を衛生的に保つという観点からも除去することをおすすめします。

サンスベリアの株分けは根を乾燥させる?

サンスベリアの株分けを行うと根の切断面はみずみずしさを保っています。

カット表面がみずみずしいまま植え替えると根腐れを起こす可能性があるため、できれば風通しのよい日陰で1日~2日ほど乾かしてから植え替えをした方が良いでしょう。

この時、すぐに乾燥させたいからと日当たりの良い場所で一気に乾かすのはよくありません。

サンスベリアの株分けを失敗してしまう原因の多くは水分過多による根腐れや病原菌の侵入です。

よって根の切断面をしっかり乾燥させることで、そのような問題を防ぐ効果が高まります。

また、株分け後に植える土も新しいものを使うようにしましょう。

サンスベリアが元々植っていた土には、病原菌が潜んでいる可能性もあります。

よって新しい土を用意することで環境改善になります。

  • 株分け時は根を乾燥させる。
  • 切断時は切れ味の良い衛生的なハサミを使用する。
  • 植え替えの土は新しいものを使用する。

この三つの事をしっかり守ることで株分けの失敗リスクを抑えることができます。

サンスベリアの子株は親株以上にデリケートで給水力も高くありません。

そのため、植え替えに使用する土は排水性の高いものを選ぶようにしましょう。

観葉植物の土を使う時には、サボテンの土とブレンドするなどの工夫が必要となってきます。

サンスベリア専用の土も販売されていますので、そのようなものを使用すれば問題ありません。

サンスベリアの株分け後の注意点と水やり

サンスベリアの株分け後の注意点とは

  • 直射日光を避け、風通しの良い明るい日陰で育成する。
  • 水やりは土が乾いてからおこなう。
  • 頻繁に移動させない。

などが挙げられます。

直射日光を避け、風通しの良い明るい日陰で育成する

株分け後のサンスベリアは、まだ根張りが弱く、過酷な環境に適応する力を持っていません。

そのため、直射日光は避け、明るい日陰で育成するようにしましょう。

また直射日光同様に蒸れにも弱いため、風通しの良い環境を維持することも大切です。

水やりは土が乾いてからおこなう

多くの植物は植え替え後にしっかり水やりを行わないと萎れて枯れてしまうことがありますが、サンスベリアは保水力が高いため、そのような心配は不要です。

サンスベリアは肉厚の葉の中にたっぷりと水分を溜め込んでいます。

その水分が残っている限りすぐに枯れてしまうようなことはありません。

逆に過剰な水やりは土の中の湿度を高めてしまい、根腐れの原因となってしまいます。

子株がしっかり根を張り、水を吸いあげるようになってから水やりを行うようにしましょう。

水やりのタイミングの目安はこちらの記事をご覧ください。

頻繁に移動させない

株分け後の子株は、新しい環境に適応しようとしています。

また、根張りが弱いため頻繁に動かしてしまうとグラグラしてしまい、根付きが悪くなってしまいます。

よって頻繁に移動させずに、まずは子株が環境に適応するのを待ってあげましょう。

サンスベリアの株分けまとめ

  • サンスベリアの株分けを失敗する原因には、株分けの時期が適切でない。株分けの方法が適切でない。植え替え後の管理が適切でない。などが挙げられる。
  • 切れ味の悪いハサミや消毒されていないハサミを使用してしまうと根の切断面が腐りやすいうえに病原菌の侵入リスクを高めてしまう。
  • 根のカット面がみずみずしいまま植え替えると根腐れを起こす可能性があるため、できれば風通しのよい日陰で1日~2日ほど乾かしてから植え替えをした方が良い。
  • サンスベリアの株分け後の注意点には、直射日光を避け、風通しの良い明るい日陰で育成する。水やりは土が乾いてからおこなう。頻繁に移動させない。などが挙げられる。

今回はサンスベリアの株分けに関する疑問についてご紹介しました。皆様のサンスベリアの株分けの参考にしていただけると幸いです。

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