サンスベリアの水不足の症状・水やりサインとは?水やり頻度の決め方と量

2023年10月15日

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サンスベリアの水やりサイン・水不足の症状

サンスベリアの水不足の症状・水やりサインとは?

サンスベリアの水やり頻度は?

サンスベリアの春の水やりは?

サンスベリアの夏の水やり頻度や注意点とは?

サンスベリア室内育成での冬の水やりは?

サンスベリアの水やり時間は夜でも大丈夫?

サンスベリアは水やりすぎるとどうなる?

サンスベリアの水やりは霧吹きの葉水でOK?

こんなサンスベリアの水やりに関する疑問についてご紹介いたします。

サンスベリアの水やりサイン

サンスベリアの水やりのサインの意味を理解する

サンスベリアはアフリカや東南アジアの乾燥地原産の多肉植物のため、乾燥に強く、蒸れに弱い性質を持っています。

観葉植物の中でも、特に水が少なくても枯れにくい植物のため、世話が楽という面でも非常に育てやすく人気のある植物です。

そんなサンスベリアですが、流石に全く水やりをしなくても大丈夫というわけではありません。

サンスベリアの水やりのタイミングを知るためにも、水やりのサインや水不足の症状についてご紹介いたします。

まず、大前提としてサンスベリアは、水のやりすぎで枯れてしまうことは多いものですが、水不足で枯らしてしまうことはほとんどありません。

そのため、

  • 水やりのサインを見つけられるか心配。
  • 水不足の症状が出てからでは遅いのでは?

などの心配も要りません。

サンスベリアの水不足の症状の特徴を理解し、実際に確認しながら徐々に水やりのタイミングを掴んでいけば良いものです。

サンスベリアの水不足の症状

サンスベリアの水不足の症状は葉に現れる

サンスベリアの水不足の症状とは

  • 葉にシワが寄ってくる。
  • 葉の張りが弱くなってくる。

などです。

植物の水やりのサインとしてよく言われている「土が乾いてからたっぷりの水をあげる」などの方法は、サンスベリアの水やりとしては適切ではありません。

サンスベリアは土が乾いている状態でも、かなりの期間耐えることができます。

サンスベリアは高温多湿を嫌うため、土が乾いていたら、たっぷりの水をあげる水やりでは水やりの頻度が高すぎてしまいます。

サンスベリアの水不足の症状は、土の状態よりも葉の状態で判断するようにしましょう。

鉢の重さで水やりのサインを掴む方法もある

もし、どうしても水不足が心配という方は、鉢の重さで判断する方法を取り入れてみると良いでしょう。

サンスベリアの土に水を含んでいる時は、鉢が水の重さ分重くなります。

よって水やり直後と土がしっかり乾いた状態での重さを確認しておくことで、水やりのタイミングをはかる事もできます。

鉢の底までしっかりと土が渇き、鉢が軽くなったら水やりのサインとしておくと良いでしょう。

サンスベリアの水やり頻度

サンスベリアの水やりの頻度は、サンスベリアを置いている環境の温度や湿度、日光の有無などによって変わってきます。

よって1週間に1回や2回など、頻度を回数で決めることはできません。

それでも基準としては、1ヶ月に1回程度が目安ですが、それ以上長い期間でもすぐに枯れるわけではありません。

よって水やりの頻度というよりも、水やりの頻度を決める水やりのサインの確認頻度を1ヶ月に1回程度としても良いでしょう。

  • 基本的には春から秋が成長期のため水やりの頻度が高くなる。
  • 冬は気温が下がり、休眠期に入るためほぼ水やりの必要がなくなる。

この事を理解したうえでサンスベリアの水やりの頻度を掴んでいくようにしましょう。

サンスベリアの春の水やり

サンスベリアの水やりは気温の上昇具合によって変わってきます。

よって寒い冬が明け、春になるとサンスベリアの水やりのタイミングを知りたくなる季節でもあります。

春から秋にかけて気温が高くなる時期はサンスベリアの成長期ですので、1年の中でも一番水を欲しがる季節です。

サンスベリアが一番水を欲しがる気温は25度~30度程度で、低くても15度以上が理想と言えます。

よって気温が15度くらいになるようになってきたら、水やりのサインを確認してみましょう。

ただし、日中と夜間の気温の寒暖差が大きい時期に日中の最高気温を基準として判断するのは間違いです。

あくまでも一番寒い時間帯を基準に判断することが大切です。

冬の時期に水やりを控えていたからと言って暖かくなってきたらすぐに水をたっぷりあげるのではなく、まずは暖かい日差しにたっぷりと当ててあげて休眠期から目覚めさせてあげましょう。

その後、サンセベリアの中で徐々に成長が始まって、やっと水が必要となってきます。

サンスベリアの夏の水やり頻度や注意点

サンスベリアは温度管理と水やりの方法さえ間違えなければ、枯らしてしまうことはほとんどありません。

逆の言い方をすると、温度管理と水やりの方法を間違えると枯れてしまうという事です。

特に夏の水やりでは、高温多湿のリスクが高まりますので気をつけなければなりません。

夏の間にサンスベリアが枯れてしまう原因は水不足ではなく、高温多湿であることがほとんどです。

よって高温多湿になりすぎない水やりの管理を維持することが大切です。

強い直射日光による葉焼けの問題もありますが、今回は水やりがテーマですので、ここでは割愛させていただきます。

  • 気温が30度を超えないような場所で管理する。
  • 風通しがよく、蒸れない場所で管理する。

このような条件を満たしつつ、水やりのサインが見られたら水やりを行うようにしましょう。

また、夏は日中に一番気温が上昇するため、水やりは気温が下がる時間帯に行うと良いでしょう。

サンスベリア室内育成での冬の水やり

サンスベリアは先にもご紹介しましたように、気温が15度を超えるような季節に水やりの頻度が高まります。

冬は徐々に気温が下がり、10度以下になることも珍しくないため、基本的には水やりをストップさせて休眠期に入らせます。

しかし、環境によっては水やりを行うこともあります。

それが、サンスベリアの室内育成で室温が15度を超えるような環境で育てている場合です。

いくら冬には休眠期に入るといっても室温が15度以上あればサンスベリアにとっては休眠期ではなくなってしまいます。

そのため水を必要とするようになります。

ただし、冬の水やりでも気をつけなければいけない点がいくつかあります。

サンスベリアの室内育成での冬の水やりの注意点には

  • 日中の室温と夜間の室温差に注意する。
  • 窓際など夜間に冷え込みやすい場所は避ける。
  • 冷たすぎる水は避ける。

などが挙げられます。

日中の室温と夜間の室温差に注意する

日中はリビングなどに家族が集まるため暖房を使用することが多くなります。

そのため、室温は適温である25度程度に保たれることもよくあります。

しかし、夜間になり家族が寝室に移動するとリビングの暖房が止められ、室温が急激に下がることもあります。

そうなると1日の寒暖差が大きくなるため水やりには注意しなければなりません。

夜間に冷え込むような場所での育成であれば無理に水やりをすることは避けましょう。

冬の場合には、サンスベリアに水やりのサインが出ていたとしても成長が緩やかなため必要な水の量も多くありません。

よって成長期とは違って、水やりのサインが出たからといって水やりをするのではなく、少しの間様子を見るようにしましょう。

窓際など夜間に冷え込みやすい場所は避ける

冬の日中には暖かい日差しに当ててあげるためにサンスベリアを窓際などに置くことは良いことです。

しかし、夜間になると部屋の中でも窓際は一番冷え込みやすい場所でもあります。

よって夜間は部屋の中心付近など、冷え込みの影響が少ない場所に移動させてあげましょう。

それでも室温が10度を下回るような環境では、日中の水やりも控えるようにしましょう。

冷たすぎる水は避ける

室温を15度以上に保てる環境であっても水やりに使用する水が冷たすぎる場合には根が冷えてしまいます。

そのような水やりはサンスベリアの根にとっても良い状態ではありません。

よって水やりに使用する水も少しの間部屋の中に置いておくなどして、できるだけ室温に近い状態で与えるようにすると良いでしょう。

サンスベリアの水やり時間は夜でも大丈夫?

サンスベリアの水やりの時間は日中が良いのか、夜間が良いのか?

仕事などの都合で夜にしか水やりをすることができない。

そんな人も多いはずです。

結論から言いますと、サンスベリアの水やりは夜でも問題ありません。

水やりのタイミングは時間帯よりも、その時の気温や室温に関係しています。

例えば、夏の日中などは気温がぐんぐん上昇するため高温多湿のリスクが高まります。

そのような時には、気温が下がる夜間や明け方などに水やりをすると良いでしょう。

逆に冬の時期には夜間に冷え込むことが多くなります。

そうなると夜間の水やりは控えなければなりません。

サンスベリアは水やりすぎるとどうなる?

なんども言いますが、サンスベリアを枯らしてしまう原因の多くは、水のやりすぎです。

よって水のやりすぎはサンスベリアにとって百害あって一利なしです。

常に土が湿っている状態で育成してしまうと、根腐れを起こして枯れてしまいます。

サンスベリアの育成にとって理想は常に土の表面が乾いている状態です。

よって水やりのタイミングをしっかり掴み、水のやりすぎは控えるようにしましょう。

また、「水のやりすぎ」の定義を理解しておくことも大切です。

水やりの頻度が高い水のやりすぎはNGです。

水を必要としている時に、鉢から水が滲み出るほどたっぷり水を与えることは、水のやりすぎとは言いません。

その心配をして、水やりの際に水を少しだけ与えるような気遣いは必要ありません。

必要な時には、たっぷりと水を吸わせて、あとは根を乾かす期間を長く取った方がサンスベリアにとっては良い環境と言えます。

ただし、鉢底に穴が空いていない鉢では、水やり方法に注意しなければなりません。

鉢底に穴の無い鉢でたっぷりと水をあげると鉢の中に水が残ってしまい根腐れの原因となってしまいます。

そのような時には、水やり後に鉢を傾け、余分な水を排出するようにしましょう。

また、水やりチェッカーなどを使用して鉢の底にどれだけ水分が残っているのかを確認すると良いでしょう。

サンスベリアの水やりは霧吹きの葉水でOK

サンスベリアの根腐れを避けるために水やりを霧吹きなどでこまめに行ったり、葉水をするのは良いのか?

この考えは色々な説がありますので、全てを否定することはできませんが、基本的には霧吹きでの水やりや葉水は必要ありません。

というのもサンスベリアの原産地でもあるアフリカは、植物が葉から水分補給をするような湿度が高い地域ではないからです。

室内育成の場合にはこまめな霧吹きでの水やりが高温多湿の環境を作ってしまうことさえあります。

よって霧吹きでの水やりや葉水は必要ないと考えられます。

ハダニなどの害虫の心配や葉に埃が溜まって病気になることを避けるためには、定期的なお掃除をしてあげましょう。

  • ハンディーモップで葉の表面をはらって誇りを定期的に落とす。
  • 濡らして軽く絞ったティッシュや布などで葉の表面を拭いてあげる。

このような世話をしてあげることで、健康的で綺麗な葉を維持することができます。

サンスベリアの水不足症状まとめ

  • サンスベリアはアフリカ原産の多肉植物のため、乾燥に強く、蒸れに弱い性質を持っている。
  • サンスベリアは、水のやりすぎで枯れてしまうことは多いが、水不足で枯らしてしまうことはほとんどない。
  • サンスベリアが一番水を欲しがる気温は25度~30度程度で、低くても15度以上。
  • 夏の間にサンスベリアが枯れてしまう原因は水不足ではなく、高温多湿であることがほとんどである。

今回はサンスベリアの水やりに関する疑問についてご紹介しました。皆様のサンスベリア育成の参考にしていただければ幸いです。

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