サンスベリアがふにゃふにゃ・ぶよぶよになる原因は?
サンスベリアのふにゃふにゃ・ぶよぶよは復活する?
サンスベリアがしわしわになる原因とは?
サンスベリアのしわしわは復活する?
こんなサンスベリアの葉の異常に関する疑問についてご紹介いたします。
目次
サンスベリアがふにゃふにゃ・ぶよぶよになる原因
肉厚で硬い葉を持つサンスベリアが気づいたら、ふにゃふにゃ、ぶよぶよになってしまっている事があります。
なぜ、サンセベリアがふにゃふにゃになってしまうのか?
サンスベリアがふにゃふにゃになってしまう原因の多くは、寒さと根腐れです。
寒さによってふにゃふにゃになってしまう
サンスベリアはアフリカや東南アジアなどの乾燥地原産の多肉植物ですので、日本の冬を乗り切れる耐寒性を持ち合わせておりません。
そのため、気温が10度を下回るようになると寒さによって枯れてしまう事があります。
サンスベリアが寒さによってダメージを受けると、葉が黄色く変色し、ふにゃふにゃになってしまいます。
根腐れによってぶよぶよになってしまう
サンスベリアがふにゃふにゃ・ぶよぶよになる原因には寒さの他にも根腐れがあります。
気温が昼夜を問わず安定して15度以上ある時期には寒さでダメになることはありません。
しかし、水の与えすぎや蒸れなどによって根腐れを起こしてしまうと葉がふにゃふにゃになって倒れてしまうことがあります。
サンスベリアがふにゃふにゃになる特徴としては、寒さでふにゃふにゃになる時には、はじめに葉の色が色褪せてきます。
元気な時は鮮やかな緑色をしていたサンスベリアの葉が徐々に色褪せて黄色くなってきたら低温により光合成障害を起こしているサインでもあります。
葉がふにゃふにゃになる前に葉の変化に気づいたら、暖かい室内に移動させてあげましょう。
根腐れによって葉がふにゃふにゃになる時には、寒さとは違い、根元付近から痛みが広がっていきます。
よってサンスベリアのどの場所から悪化しているのかによって、ある程度原因を探すことができます。
サンスベリアのふにゃふにゃ・ぶよぶよは復活する?
ふにゃふにゃになった葉や根は復活しない
サンスベリアの葉や根がふにゃふにゃ・ぶよぶよになってしまった場合には復活することはありません。
サンスベリアは多肉植物の仲間で、葉の中に多くの水分を含んでいます。
そのため、寒さによって葉の中の水分が冷え、葉の細胞がダメージを受けることによってふにゃふにゃになってしまいます。
一度ダメージを受けてしまった細胞が復活することはありませんので、そのまま放置してしまうと全ての株がダメになってしまします。
根腐れによるふにゃふにゃも復活しない
根腐れの場合には、根が腐ることによって細菌が根元から徐々に広がっていきます。
根腐れも細胞の腐敗によって起こるものですので、復活させることはできません。
サンスベリアがふにゃふにゃになってしまった時の対処法
サンスベリアがふにゃふにゃになってしまった時の対処法としては、ふにゃふにゃになってしまった場所とまだ元気な場所を選別することから始まります。
サンスベリアを鉢から取り出し、土を落として状況を確認します。
寒さによって葉がふにゃふにゃになってしまっている場合には、根はまだしっかりしていることが多いものです。
しかし、葉の異変に気がつき、水不足と勘違いして水やりなどをしてしまっていると根もダメになってしまっていることが多いものです。
根がしっかりしている場合には、根元付近の小さな株や大きな株でも中心付近の葉などは、まだしっかりしていることもあります。
そのような部分だけカットして残すようにしましょう。
サンスベリアは小さくカットしても環境さえ整えてあげれば、新しい根を出して成長しますので、しっかりとした部分だけを残すようにすることが大切です。
この時にもったいないからと少しぶよぶよした場所を残してしまったりすると、ダメになった箇所からダメージが広がって全体をダメにしてしまいますので注意が必要です。
しっかりした葉は室内の暖かい場所で管理します。
この時、カットした部分を数日乾燥させてあげましょう。
サンスベリアは乾燥には非常に強いため、丈夫な葉であれば数日から数週間の乾燥くらいでは枯れることはありません。
この時、枯れてしまうようなら、すでに葉にダメージを受けてしまっていることが問題となります。
逆に水不足を心配して、すぐに植え付けをして水やりなどをしてしまうと、またふにゃふにゃになって枯れてしまうことが多くなります。
根腐れによるふにゃふにゃの対処法
根腐れの場合も考え方は同じです。
サンスベリアを鉢から出して根の状態を確認します。
根腐れを起こしている場合には、根を触るとすぐに根が取れてしまったり、土の中に根が残ってしまうようなことがよくあります。
このような状態の時には、太い地下茎をカットしてみて腐っていないか確認します。
問題がなければ、地下茎をしっかり乾燥させてから新しい土に植え込むようにしましょう。
もし地下茎までぶよぶよになってしまっている場合には、地下茎もカットしてしまい、茎や葉だけにします。
その後、水挿しなどで新しい根を発根させて植え替えることができます。
サンスベリアは寒い時期には成長しないため、乾燥させたまま保管しておいても問題ありません。
乾燥して多少カサカサになってしまっても、春になり水やりを再開すれば復活させることができます。
サンスベリアがしわしわになる原因
サンスベリアがシワシワになる原因は葉の水不足です。
サンスベリアの葉が水不足を起こす原因には
- 水やり不足による問題
- 根腐れによる問題
などがあります。
水やり不足による問題
サンスベリアの水やりを忘れてしまっていたりすると葉の水分が不足気味になり、葉がシワシワになることがあります。
このような時には、たっぷり水やりをし、半日陰で管理してあげることで葉が再び水を蓄えて綺麗な葉に戻すことができます。
ただ、気温が15度を下回るような季節には、水やりをしてしまうと冷えにより葉や根がダメージを受けてしまいますので、水やりは控えるようにしましょう。
寒い時期にはサンスベリアの成長も止まるため、水をほとんど必要としません。
よって葉が多少シワシワになっていても枯れてしまうことはありません。
寒い時期には水やりよりも寒さ対策を行ってあげましょう。
根腐れによる問題
水やりをしている、もしくは土が湿っているにも関わらず、サンスベリアがシワシワになってしまっている状態は根腐れが考えられます。
根が痛んでしまい、機能していない為、水を吸い上げる事が出来ずに葉が水不足状態になっています。
このような時には放置しても回復することはありません。
そのまま放置すると先にご紹介しましたように根腐れが徐々に広がり、葉の根元まで感染し、葉が倒れ込んでしまいます。
サンスベリアのしわしわは復活する?
サンスベリアの葉がシワシワになった状態は、正しい対処をすることで復活させることは可能です。
シワシワの葉を復活させるためには、気温や株の状態に合わせた対応が重要になってきます。
暖かい時期で、単なる水不足の場合には、たっぷり水をあげましょう。
寒い時期でシワシワになっている場合には、水やりはせず、葉がダメにならない程度の暖かい場所で管理してあげましょう。
寒い季節でも室温を15度以上に保てるのであれば、水やりを再開することで元気を取り戻すことができます。
根腐れによってシワシワになってしまっている場合には、植え替えが必要となってきます。
サンスベリアの状態の異常まとめ
- サンスベリアの葉がふにゃふにゃ・ぶよぶよになってしまう原因の多くは、寒さと根腐れ。
- サンスベリアの葉や根がふにゃふにゃ・ぶよぶよになってしまった場合には復活することはないため早急な対応が必要。
- サンスベリアがシワシワになる原因は葉の水不足で、水不足を起こす原因には、水やり不足による問題と根腐れによる問題がある。
- サンスベリアの葉がシワシワになった状態は、正しい対処をすることで復活させることは可能。
- サンスベリアは乾燥にはめっぽう強いが、水分過多と寒さには弱いことをしっかり理解することで葉の異常は予防しやすい。
今回はサンスベリアの状態の異常に関する疑問についてご紹介しました。皆様のサンスベリア育成の参考にしていただけると幸いです。
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