
ラベンダーの鉢植えは地植えに植え替えをした方がいい?
ラベンダーを鉢で育てる時は毎年植え替えが必要?
ラベンダーの植え替えに使う土はどんなものがいい?
こんなラベンダーの植え替えに関する疑問についてご紹介いたします。
目次
ラベンダーの鉢植えは地植えに植え替えをした方がいい?
フローラルな香りが魅力のラベンダーは、ガーデニング愛好家には欠かせないハーブ植物のひとつ。
多年草なので1度植えれば毎年楽しめます。
そんなラベンダーは、鉢植えでも地植えでも育てられ、植え替えをして大きくしたり、挿し木で増やしたり、1株あるだけで楽しみ方の幅が広がります。
庭の地植えは植えっぱなしで管理できますが、鉢植えは根が張りすぎると根腐れを起こしやすくなるので定期的な植え替えが必要になります。
しかし、株が大きくなるに連れて植え替えは大変ですし鉢を大きくするのにも限界がありますよね。
庭に地植えができるスペースがあれば地植えにする方法がやはりおすすめです。
地植えにすることでラベンダー本来の株に育つことができます。
株が大きくなると、花数も多くなるので見応えがありますよ。
鉢植えのメリットは
- 庭がなくても楽しめる
- 移動できる
- コンパクトサイズに育てられる
鉢植えのデメリットは
- 植え替えが必要
- 根を痛めて枯れるリスクが高い
- 慣れるまでのは水やりのタイミングが難しい
地植えのメリットは
- 植えっぱなしで管理できる
- 株がしっかり育ちやすい
- 基本的に水やりはほぼ不要
地植えでのデメリットは
- 大きく育ちすぎる
- 移動が難しい
- アプローチなど目につく場所(メインガーデン)に植えると冬の時期の花壇が寂しくなる
ラベンダーを植える目的や楽しみ方に応じて植え方を選んでみて下さい。
ラベンダーを鉢で育てる時は毎年植え替えが必要?
ラベンダーは、大きく育つと鉢の中で根っこがまわってしまい根腐れしやすくなります。
根がたくさん張っている状態のままでいると、水切れも起こりやすくなります。
管理をしやすくするためにも植え替えをして、株を更新し元気に育つようにしてあげると花も多く楽しめます。
最初に植えた鉢の大きさや置き場所によりますが、鉢を大きくした分だけ株も大きく育っていきますので毎年の植え替えが理想です。
鉢植えのラベンダーの植え替えには元の鉢に戻す方法と大きめの鉢に移す方法の2通りがあります。
元の鉢に戻す植え替え方法
全体の根をほぐし、新しい土が入るスペースを作ります。
ラベンダーは根を痛めることを嫌うため、株を休ませる必要があります。
全体的に剪定して株をすっきりさせましょう。
古くなった枝は太く木質化しているので分かりやすいです。
植え替え時に花を咲かせたままだと株が弱りやすくなるので花が残っている場合も切り取ります。
大きめの鉢に移す植え替え方法
表面の土や根が詰まっている部分を軽くほぐし、一回り程度大きめの鉢に植え方えをします。
古くなった枝や込み合っている枝を軽く剪定して株を整えます。
ラベンダーは、鉢を大きくしただけ大きな株に成長します。
植え替えが大変になりすぎない大きさにおさえるようにしましょう。
他の植物と一緒に植えると大きくなりすぎるのを防いでくれます。
ラベンダーは乾燥を好むので、乾燥に強くラベンダーの脇役になれるリーフプランツ「ヘデラ」や「ワイヤープランツ」などと寄せ植えにしても良いかもしれませんね。
ラベンダーの植え替えに使う土はどんなものがいい?
ラベンダーは水はけの良い土を好みます。
一般的に売られている培養土に「赤玉土」や「パーライト」を混ぜると水はけの良い土になりおすすめです。
アルカリ性を好む性質があるため、水はけのためであっても「鹿沼土」は避けましょう。
地植えの場合は「酸性雨」の影響で酸性土壌に傾きやすいので可能であれば植付の2週間前位に「苦土石灰」をまいておくと良いでしょう。
とはいえ、地植えであればある程度放任でも元気に育ってくれるのがラベンダーの魅力でもあります。
ラベンダーは高温多湿を嫌い、蒸れには弱いので、風通しが良い場所に植えることを意識します。
毎年の剪定で花や枝を切り取って楽しみながら育ててみて下さい
ラベンダーの植え替えまとめ
- ラベンダーは鉢植えでも地植えでも育てられるが、地植えの方が管理がしやすくラベンダー本来の株に育つ。
- ラベンダーは根腐れしやすいため、毎年の鉢植えが理想。
- ラベンダーは根を痛めることを嫌うため、植え替え後は剪定をして株を休ませる。地植えの場合はむやみに移動させない。
- ラベンダーの土は水はけを良くするために赤玉土やパーライトを混ぜると良い。
- 風通しの良い場所に植えることを意識すると蒸れにくく元気に育つ。
今回はラベンダーの植え替えに関する疑問についてご紹介しました。皆様のラベンダー育成の参考にしていただけると幸いです。