
シクラメンが枯れる前兆を早めに察知するには、いくつかのサインを日頃からよく観察することが大切です。
多くの場合、シクラメンは一気に枯れるのではなく、段階的に弱っていくため、初期段階で気づけば回復できるケースも少なくありません。
花茎がくたっと倒れてきたら要注意
シクラメンが弱り始めるとき、最初に現れやすいサインのひとつが花茎のハリのなさです。
元気がなくなると花茎のハリが失われて「くたっ」と倒れてしまうことがあります。
この状態は、水切れや高温ストレスのどちらかが原因であることが多いのですが、見た目だけでは判断がつきにくいのが厄介なところです。
まず土を触ってみて、乾き具合を確認することが最初のステップになります。
葉の色が変わってきたら肥料や日光を疑う
栄養が足りないと葉が黄色に変色することがあります。
また、日光が足りない場合にも葉が黄色く変色する事があります。
葉の色の変化は見落としやすいのですが、これも確実な前兆のひとつです。
日光は十分に確保出来ていて、肥料が不足しているサインであれば、液体肥料を2週間に1回程度あげるようにしましょう。
温度環境の乱れが引き起こすダメージ
シクラメンは8〜15℃程度が適温とされており、5℃以下の場所では花が枯れて倒れてしまったり、15℃以上の場所でも花茎が倒れてしまったりします。
特に冬場の室内では、昼間は暖房で温度が上がりすぎ、夜間は窓辺で冷えすぎるという極端な寒暖差が生じやすく、そのような環境がシクラメンにとって大きなストレスになります。
購入したばかりなのにすぐしおれてしまったという場合は、急に強い直射日光にあたったり、強い雨にあたったりすることで、環境変化によるストレスで萎れることもあります。
水やりのトラブルが最も多い原因
シクラメンが枯れてしまう原因の多くは、水不足と暖房、もしくはその合わせ技です。
水やりの頻度を固定してしまうのは避けたほうがよく、鉢が軽くなったら水をあげるという方法で水やりをしている人が多いです。
一方で水を与えすぎた場合も問題で、水をやりすぎた状態で日当たりの悪い場所に置くと茎や葉がしおれてしまい、カビや根腐れの原因になります。
球根の状態が回復の分かれ目
枯れる前兆の中でも特に深刻なのが、球根の変化です。
球根を触った時にぶよぶよと柔らかくなって腐ってしまった場合や茎がふにゃふにゃに溶けている場合は、復活させることが難しいです。
逆に言えば、球根がまだ硬くしっかりとしている状態であれば、対処が間に合う可能性があります。
定期的に球根の硬さを確認する習慣をつけておくと、手遅れになる前に気づけることがあります。
枯れる前にできる対策
前兆に気づいた段階でできることはいくつかあります。
花がらや元気のない葉を取り除いて、通気性をよくして、明るい日陰に置いてしばらく様子をみてみましょう。
根の破損が部分的であれば、一週間程度で回復して健康な状態になります。
水切れが原因と思われる場合には、花の茎を束ねて紐で傷つけないように優しく固定し、大きな受け皿に鉢を置いて、花茎の根元から20℃ほどの温水でたっぷり水やりをするという方法が有効です。
このような方法を取り入れることで多くの場合、数時間〜半日ほどで茎が立ち上がってきます。
さらに置き場所の見直しも欠かせません。
玄関など一年を通して涼しい場所に置くとシクラメンを長持ちさせることができます。
窓辺に置く場合はレースカーテン越しにすることで、直射日光による急激な温度上昇を防ぐことができます。
また、シクラメンの花がらを摘む際は、茎の根元に近い部分をつかみ、ひねるようにして引っ張って取るようにしてください。
はさみを使うと雑菌が入り病気になりやすくなるため、手で摘むことが大切です。
花がらをこまめに取り除くことで株への余計な負担を減らし、弱りかけた株を立て直す助けにもなります。