
茨城県でマダニが媒介するウイルス「オズウイルス」に感染した70代の女性が死亡しました。
これは、オズウイルスによる国内での死亡例としては初めてです。
女性は、6月上旬に茨城県の山林で作業中にマダニに刺されました。
その後、発熱や頭痛などの症状を訴え、病院に入院しましたが、6月21日に死亡しました。
我々の身近に潜むマダニの脅威の知識を深め、日々のガーデニング作業などを行いたいものです。
オズウイルスとは?

オズウイルスは、マダニが媒介するウイルスの一つです。
ウイルスに感染すると、発熱、頭痛、筋肉痛などの症状が現れます。
さらに重症化すると脳炎や髄膜炎などの神経症状を引き起こす可能性があります。
感染者が適切な治療を受けない場合、致命的な結果につながることもあります。
このウイルスは主にマダニに刺されることで感染するため、マダニに刺されないように予防策を取ることが重要です。
マダニはどのような場所にいる?

マダニは節足動物の一種で、自然環境、特に草むらや森林に生息しています。
そのため、これらの場所に訪れるとマダニに刺されるリスクが高まります。
マダニは小さな生物で、体長は2~8ミリメートル程度ですが、人間や動物に寄生して吸血します。
日本全国どこでも見られ、特に温暖な季節に活動的です。
マダニに刺されないようにするには?

マダニに刺されないようにするための対策として、以下のことが挙げられます。
- 草むらや森林など、マダニが生息する可能性のある自然環境に立ち入る場合は、長袖、長ズボン、帽子を着用して肌を露出しないようにする。
- 虫除け剤を使用する。特に露出している肌や衣服にスプレーするとようにしましょう。
- 山や森から帰宅した後は、自身の身体や衣服をよく確認し、マダニがついていないかを確認する。
これらの予防策を心がけることで、マダニに刺されるリスクを減らすことができます。
さらに、マダニに刺された場合でも、早期に医療機関を受診し適切な治療を受けることで重篤な症状の発症を防ぐことが可能です。