葉が真っ白に!バラのうどんこ病に効く家庭での対処法は?

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葉が真っ白に!バラのうどんこ病に効く家庭での対処法は?

バラを育てているとふと葉を見たときに白い粉がついていると気づくことがあります。

それがうどんこ病のサインです。

最初は直径5ミリほどの白い粉が点在する程度ですが、放っておくと葉全体が白い粉で覆われたようになり、光合成や吸水が妨げられて生育障害を起こし、葉がねじれるように縮んでしまいます。

うどん粉病はバラ愛好家を悩ませる代表的な病気のひとつで、一度出てしまうとなかなかしつこく付きまとってきます。

うどん粉病の原因と出やすい場所

うどんこ病の原因はカビ菌で、風でカビの胞子が運ばれてきて発症します。

特に発症しやすいのが新芽や若葉、つぼみ、若い茎などです。

菌は葉の表面に菌糸をはびこらせ、気孔から葉の中に侵入して養分を吸い取ります。

うどんこ病の菌は気温24〜32℃、湿度50〜80%で日にあまり当たらない環境でよく増殖します。

また、窒素肥料が過多になると発生しやすくなります。

その理由は、うどんこ病が発症しやすい若葉やつぼみが窒素成分によってより柔らかくなってしまうからです。

ただ、発病しても慌てる必要はありません。

黒星病と異なり治療薬が存在するため、発病初期に対処すれば確実に治すことができます。

ただし、正しい手順で取り組まないと思ったように効果が出ないこともあります。

まず発症した葉の処置から始める

うどんこ病に気づいたら、まず患部への初期対処が大切です。

うどんこ病にかかっている葉を切り取り、枝葉を水で洗い流してください。

そのあと茎葉が乾燥したら、薬剤を散布して消毒しましょう。

晴れた日の午前中に株を水で洗い流しながら、葉の表面などに付いた胞子を洗い流します。

指先で軽くこすりながら洗い流すとより効果的です。

洗ったら直射日光の当たらない風通しの良い場所で株をよく乾かしてから薬剤散布をするとベストです。

白い粉はカビの胞子なので、他の植物に飛んで感染拡大しないように作業は植物のない場所で行うのが理想です。

重曹オイルスプレーで薬を使わずに対処する

農薬をなるべく使いたくないという方には、家庭にある材料で作れる「重曹オイルスプレー」が非常に評判の高い方法です。

使うものは「重曹」「植物性オイル」「食器用洗剤」だけです。

これを水で薄めて散布します。

空のペットボトルを用意して植物性オイルを100cc、重曹を大さじ1/2杯と食器用洗剤を2〜3滴加え、重曹が溶けるまでよく振ったら原液の完成です。この原液を水で薄めてスプレーボトルに入れて使います。

分離しやすいので、使うたびによく振ってから散布するのがポイントです。

重曹がうどんこ病に効く理由は、そのアルカリ成分がカビを死滅させる効果があるためです。

さらに植物性オイルと食器用洗剤を加えることで、白い粉が付いた部分にも液体が密着しやすくなります。

新芽は油分があって水を弾くので、スプレーが弾かれてしまう場合は指の腹で優しくこするように塗ってあげてください。

蕾の下はスプレーをかけにくいので、刷毛を使うとよく塗れます。

ただし注意点もあります。

濃度が濃すぎると葉が黒ずんでしまうことがありますので、初めて使う際は薄めの濃度から試してみてください。

また、植物性オイルが入っているため葉がテカテカになることがあり、人工的なツヤが目立つ場合があります。

見た目が気になる方はあらかじめ目立たない葉で試してから全体に使うと安心です。

食酢スプレーも選択肢のひとつ

重曹の他に食酢を水で100倍程度に希釈してよく混ぜ、スプレー容器に詰めた酢スプレーも初期症状のうどんこ病に対して効果があると言われています。

薄めすぎると効果がなく、濃すぎると植物を傷つけるおそれがあるので作る際は注意してください。

また木酢液や竹酢液も初期段階のうどんこ病への対処に使われることがあります。

ただし殺菌よりも虫除けや株の代謝促進という目的に向いているという声もあるため、うどんこ病対策が目的であれば重曹スプレーの方が支持されています。

市販の殺菌剤を使う場合のポイント

症状が広がってしまっている場合や確実に治したい場合は市販の殺菌剤の出番です。

最もよく使われるのが住友化学園芸の「マイローズ殺菌スプレー」で、使用回数に制限がなく、予防にも発症後の治療にも使える使い勝手のよい農薬です。

葉の表面だけでなく、葉裏にもたっぷりかけましょう。

発生初期であれば「STサプロール乳剤」「カリグリーン」などの散布も有効です。

ただし葉の養分が吸収されているため、病気が進行している場合は表面の胞子を退治してもその部分は灰色っぽく色が抜けたようになります。

薬剤は葉裏を中心に4対6、3対7といった具合でべったりになるまでかけましょう。

ただし、同じ薬剤を使い続けると菌が抵抗性を獲得して効果が薄れてきてしまいます。

そのため、主成分の異なる他の殺菌剤とローテーション散布するとさらに効果的です。

展着剤を加えると薬の効きが変わる

散布してもなぜか効かないという経験をしている方は少なくありません。

その理由について専門家は、バラの新芽がワックス効果を持っているため、水で希釈した薬剤が新梢の患部に付着しにくく弾かれてしまうからだと説明しています。

この問題を解決するために展着剤を活用します。

展着剤を加えた薬剤は噴霧器による一吹きで新梢の患部に薬剤を密着させる効果を持ちます。

うどんこ病における展着剤は、薬剤の生殺与奪権を持つほど重要な存在です。

展着剤はホームセンターや園芸店で市販されており、「アプローチ」「アビオンE」「スカッシュ」などが広く使われています。

薬剤とともに少量加えるだけで、患部への付着率が大幅に改善されます。

発症後の環境改善も欠かせない

薬を使っても何度も繰り返す場合は、育てている環境そのものを見直す必要があります。

置き場所や植え場所を変えたり、枝を透かして風通しをよくしたり、肥料の窒素分を控えたりすることが一番効果があります。

茂った部分の葉や枝を剪定して整えておくことも大切です。

重なり合った部分が少なくなることで湿度が高くなりすぎることも防ぎますし、それぞれの葉に水やスプレーが効率よくかかるので、きちんと殺菌することができます。

また薬剤を散布するタイミングも意識してみてください。

経験豊富なバラ愛好家によれば、週間天気予報を確認して雨が降る前と降り続いた後に予防的に使うこと、そして曇りの日の朝一番が最も効果的なタイミングとされています。

根本的には、窒素分の多い肥料を多く与えたり、植物を密生して植えたりすることもうどんこ病になる原因です。

また、うどんこ病の菌は枝や雑草、落ち葉などに寄生して越冬し、翌年の春に出る新芽に被害を及ぼす場合があります。

秋の剪定後には落ち葉をきちんと片付け、株まわりを清潔に保つことが翌年の被害を減らすことにつながります。

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