
シクラメンの植え替えは毎年必要?
シクラメンの植え替えをしないとどうなる?
シクラメンの植え替えにはリスクもある?
こんなシクラメンの植え替えに関する疑問についてご紹介いたします。
目次
シクラメンの植え替えは毎年必要?
シクラメンを健康的に育てるためには、毎年植え替えをすることをおすすめします。
シクラメンは多年草ですので、しっかりお手入れをしてあげれば、毎年美しい花を咲かせてくれます。
植え替えをせずに同じ鉢で育てていると、土そのものの成分が劣化してしまいます。
また購入してきた鉢のままで育てると、根詰まりを起こしてしまう可能性もあります。
したがって毎年植え替えることで、土の状態が良くなり、たくさんの花を咲かせてくれるのです。
シクラメンの植え替えをしないとどうなる?
シクラメンを毎年植え替える目的は、株を健やかな状態に保つためです。
では植え替えをしなかった場合、どのような不具合が発生する可能性があるのでしょうか。
- 新しい芽が出にくくなる
- 株が大きくならない
このような問題が考えられます。
新しい芽が出にくくなる
シクラメンは休眠期が終わった9月頃に植え替えをするのが適切です。
しかし、うっかり植え替えするのを忘れてしまった場合はどうなるのでしょうか。
植え替えをしなくても、置き肥などをすることによって普通に育ちますが、新しい芽が出にくくなる事があります。
株が大きくならない
古い土から新しい土に植え替えることで、株が元気になり生長していきます。
植え替えをしない場合は、土が劣化してしまうため、栄養が行きわたらずに株がダメージを受ける可能性があります。
シクラメンの植え替えにはリスクもある?
シクラメンは非常にデリケートな植物です。
したがって、植え替えをする場合には、まず上手に夏越しさせることが大切なポイントになります。
シクラメンの夏越しには二つの方法があります。
一つは休眠させる方法・二つ目は休眠させない方法です。
育て方によって、植え替えをする時の根の処理の方法も変わるので注意してください。
ここでは、植え替える際に注意しておきたいポイントを4つ紹介します。
休眠期(6月~8月頃)の植え替えは控える
シクラメンは寒さに強い植物なので、生育にピッタリな気温は10℃~15℃くらいです。
それ以上の気温になると休眠期に入るための準備に入るので生長もストップします。
したがって休眠期の植え替えでは、球根や根にダメージを与えてしまう可能性があるのです。
また一度ダメージを受けた球根や根が回復するのには、非常に時間がかかります。
このように休眠期に入ってからの植え替えにはリスクがあるので、できるだけ避けた方が良いでしょう。
根を傷つけない
シクラメンは繊細な植物なので、植え替える際には根を傷つけないように注意してください。
休眠させずに夏越しした株の場合は、現在植えてある鉢から引き抜くときに、根を傷つけないようにしましょう。
古い土は、竹串などを使用して優しく払い落とします。根鉢を崩さないで土を3分の1くらい落としましょう。
また休眠させたシクラメンの場合は、根を半分くらいにカットします。
球根部分がやわらかい時は、残念ですが破棄してください。
新しい土を使用する
シクラメンを植え替える時には、必ず新しい土を使うようにしてください。
古い土には病原菌が隠れている可能性もあります。
シクラメンは根から病気になりやすい植物なので、再生土は使わない方が良いでしょう。
球根に水をかけない
休眠させた株も休眠させなかった株も、球根の頭の部分の3分の1くらいが土から出るように植えていきます。
その後に水を与えると思いますが、球根には水がかからないように注意してください。
その理由は、シクラメンの球根は乾燥気味の状態を好むからです。
球根に水がかかると傷んで腐る可能性があるため注意しましょう。
シクラメンの植え替えまとめ
- シクラメンを健康的に育てるためには毎年植え替えをするのがおすすめ
- 植え替えをしないと新しい芽が出なかったり、株が育ちにくくなる可能性がある
- シクラメンはデリケートな植物なので植え替え時にはリスクもある
- 夏越しの方法によって、植え替え時の根の処理方法が違うので注意する
- シクラメンの植え替えをするときは必ず新しい土を使用する
今回はシクラメンの植え替えをしないとどうなるかなどシクラメンの植え替えに関する疑問についてご紹介しました。皆様のシクラメン植え替えの参考にしていただけると幸いです。