
買ってきたあじさいの正しい植え付けのタイミングはいつ?花屋やホームセンターで売られているあじさいの鉢植えを手に入れたとき、「このままでいいのか、それとも早めに植え替えた方がいいのか」と迷う方は少なくありません。
実はこの判断が、翌年以降のあじさいの育ち方を大きく左右します。
購入直後の鉢植えについて知っておきたいこと
店頭で販売されているあじさいの鉢は、樹高を低く抑え、たくさんの花をつけた状態で出荷するために「矮化剤(わいかざい)」が使われており、小さな鉢に植えられていることがほとんどです。
そのまま放置しておくと、鉢の中に根が回ってしまい、根詰まりや水切れを起こす恐れが高くなります。
つまり、買ってきた状態のままで長く管理し続けることはあじさいにとってかなりの負担になります。
植え替えを前提に管理を始めることが大切です。
今年購入したあじさいの植え付けタイミング
今年購入したあじさいの鉢植えは、花が終わった後に剪定を済ませてから、大きめの鉢へ植え替えるのがよいでしょう。
タイミングとしては5〜6月を目安に行うのが理想的です。
花が終わったすぐ後というのがポイントで、開花中や真夏の盛りに植え替えをしてしまうと、株への負担が一気に大きくなります。
花が咲いている間は根が活発に水や養分を吸い上げているため、このタイミングでの植え替えは避けるのが基本です。
地植えにする場合の適期
庭に地植えにすることを考えているなら、タイミングはまた少し異なります。地植えの植え付け時期は、12〜3月の落葉期が適しています。
ただし、霜の心配がある寒冷地では、暖かくなる3月以降が無難です。
地植えにする際は、西日があまり当たらない日当たりのよい場所を選び、植えるあじさいの根よりも少し大きめの穴を掘って、腐葉土を混ぜ込んだうえで植え付けます。
根の周りをしっかりと踏み固め、たっぷりと水を与えることが大切です。
休眠期に植え付けるのが望ましい理由
なぜ落葉期(休眠期)が植え付けに向いているのかというと、休眠期は樹木の生長が止まっているため、植え替え作業で多少なりとも根にダメージが生じたとしても、株全体へのダメージを最小限に抑えられるからです。逆に言えば、生育が盛んな時期に根を傷つけると回復に時間がかかり、最悪の場合そのまま枯れてしまうこともあります。
真夏の植え付けは要注意
根詰まりが心配な状況で落葉期まで待てない場合は、根を触らないように注意しながら二回り大きなサイズの鉢に植え替えることは可能ですが、真夏だけは植え替えを控え、秋になるまで待つほうが安心です。
夏は気温が高く、植え替えによる水分ストレスと暑さのダメージが重なってしまうため、株が弱りやすい時期です。
どうしても鉢が小さすぎる場合は、水やりをこまめに行いながら秋まで様子を見るのが賢明な対応です。
寒冷地での注意点
寒冷地では、厳しい寒さが過ぎた3月上旬頃か、花が終わった後の時期に植え替えを行うと、株への負担を軽減できます。
関東以南と比べてもう少し慎重に時期を見極める必要があり、気温が安定してきたタイミングを選ぶことが重要です。