
シクラメンの水やり頻度は季節によって変わる?
シクラメンの夏越しと水やりの関係は?
シクラメンの水やりはいつまで?
こんな夏のシクラメンの水やりに関する疑問についてご紹介いたします。
シクラメンの水やり頻度は季節によって変わる?
シクラメンはクリスマスやお年賀の贈り物など冬の時期に鮮やかな花を咲かせることで人気の植物のひとつです。
花の咲いている時期の水やりは他の植物と同じように土が乾いたら、たっぷり与えるです。
よってシクラメンの水やりの頻度は冬が一番高くなると言えます。
逆に気温が高くなる夏は一番水やりの頻度が少なくなります。
また、夏越しの方法によって夏のシクラメンの水やりの頻度は大きく変わります。
シクラメンの夏越しの方法は2つ
- 球根を完全に乾燥させて休眠させる
- 休眠させずに土を湿った状態に保つ
春になる頃には花はなくなり、梅雨の時期になると葉のほとんどが枯れていきます。
休眠させる場合は、梅雨明けの7月には肥料と水を一切与えずに乾燥させます。
休眠させずに夏越しをする場合は、土を湿った状態に保ちます。
シクラメンは贈り物用に開花時期を調整されているので、株によって花の終わる時期が異なる場合があります。
株の様子を見ながら水やりを徐々に少なくしていくと良いでしょう。
夏を越したシクラメンは気温が下がってきた9月頃が植え替えの時期です。
10月頃になってくると葉が茂ってきます。
この頃になってきたら水やりの頻度を少しずつ増やしていきましょう。
休眠の方法によって開花時期がずれますが、冬にまた花を咲かせます。
※休眠させない方法の株の方が完全に休眠させた株よりも花が咲く時期が早まります。
このように、シクラメンは1年を通して見た目の変化があるため季節によって水やりを変える必要があります。
「何だか難しそう、、、」と感じてしまいますが大丈夫。
夏は枯れたように見えるだけなどの特徴を知っておけば、枯れてしまったと勘違いすることはありません。
翌年も花を咲かせてくれたシクラメンは愛着も湧いてよりキレイに見えます。
シクラメンの夏越しと水やりの関係
夏越しの方法は「休眠させる」「休眠させない」2つの方法があります。
春頃、花が終わったシクラメンは風通しの良い日陰に移動させておきましょう。
休眠させる方法の場合は夏の水やりは不要です。
休眠させない場合でもシクラメンは休んでいる状態なので、毎日水を与える必要はありません。
ただし、小さな鉢にびっしり入っているなど株によっては乾燥しやすいので、はじめのうちは〇日くらいで乾燥しているという目安を把握しておくと安心です。
土の乾燥は見た目では判断が難しいですが、毎日触っていると乾いている土と湿った土が分かるようになってきます。
休眠させるかさせないかどちらかで迷った場合は、開花させたい時期に合わせるのもひとつの手です。
年内に開花を目指すなら休眠をさせない。
開花はいつでも良いなら休眠させる。
販売されているシクラメンは温室で育てられています。
自宅で育てる場合は「今年はいつ咲くのかが楽しみ」という気持ちで気長に待つ方が良いかもしれません。
初めては失敗してしまうかもしれませんが、夏に全く水やりをしない方法を覚えておくと毎年の管理が楽になります。
シクラメンの水やりはいつまで?
シクラメンの水やりは花が終わって葉が枯れ始める時期迄です。
シクラメンの水やりの頻度は季節によって変える必要があるというお話をしました。
以下のポイントをチェックしておきましょう。
- 花の咲いている時期は毎日チェックする
- 花が終わった後~夏は休眠の時期に入る
- シクラメンは高温多湿を嫌う
- 水やりをし過ぎると球根が腐る
特に夏のシクラメンは、高温多湿に気を付けることがポイントです。
「元気かな?」と心配な時は 球根を触ってみましょう。
病気や腐っている球根はやわらかくなっています。
固くてしっかりしていれば順調に育っている証拠です。
よって水やりは高温多湿を避けるため花が終わった時期までとなります。
ここから水を切っていく事で球根を休ませることが出来ます。
そもそもシクラメンは気温が高い時期は成長が鈍るため、水を与えすぎると水分過多となってしまい球根が腐ってしまうのです。
よって腐らせるよりも乾燥させるくらいの気持ちで水を切っていきましょう。
夏のシクラメンの水やりまとめ
- シクラメンには夏越しの方法が2つある。
- 夏に休眠させる場合は水やりは不要。休眠させない場合は乾いたら水やりをする。
- シクラメンは高温多湿を嫌うため、水のやり過ぎで球根が腐るのに気を付ける。
- シクラメンは夏は枯れたように見えるが、休眠しているだけ。
- 翌年の花を楽しみに夏の管理をしてみるのがおすすめ。
今回は夏のシクラメンの水やりに関する疑問についてご紹介しました。皆様のシクラメン育成の参考にしていただけると幸いです。