
ラベンダーは品種系統ごとに開花の時期に違いがあります。
植え付けや植え替えに適した時期はほぼ同じ時期になりますので適切な時期を覚えておきましょう。
また、ここでは関東地方の気候を基準としていますのでご自身の住まわれている地域に合わせて検討ください。
アングスティフォリア系の品種の開花時期
アングスティフォリア系のラベンダーの開花は5月中旬から6月中旬頃となり、苗の植え付けは3月中旬から4月いっぱいまでが適期となっています。
また、9月中旬から10月中旬の間でも春先と同じような陽気であれば植え付けや植え替えに向いた時期となります。
ラバンディン系の品種の開花時期
ラバンディン系のラベンダーの開花は7月から9月中旬となり、苗の植え付けは3月中旬から4月いっぱいまでが適期となっています。
また、9月中旬から10月中旬の間でも春先と同じような陽気であれば植え付けや植え替えに向いた時期となります。
ストエカス系の品種の開花時期
ストエカス系のラベンダーの開花は4月中旬から6月中旬となり、苗の植え付けは4月中旬から5月いっぱいまでが適期となっています。
また、9月中旬から10月中旬の間でも春先と同じような陽気であれば植え付けや植え替えに向いた時期となります。
デンタータ系の品種の開花時期
デンタータ系のラベンダーの開花は4月中旬から6月中旬と11月頃の2回あり年に数回の開花を楽しむことができます。
また、四季咲き性の特徴から株の状態が良く気温が安定していると一年中咲いていることもあります。
苗の植え付けは4月中旬から5月いっぱいまでが適期となっています。
また、9月中旬から10月中旬の間でも春先と同じような陽気であれば植え付けや植え替えに向いた時期となります。
プテロストエカス系の品種の開花時期
プテロストエカス系のラベンダーの開花時期は長く、6月から11月くらいまで花を楽しむことができます。
苗の植え付けは4月中旬から5月いっぱいまでが適期となっています。
また、9月中旬から10月中旬の間でも春先と同じような陽気であれば植え付けや植え替えに向いた時期となります。
一般的に耐寒性植物は平均気温が5℃を超えると生育を始め、10℃〜20℃が成長に適した気温と言われています。
アングスティフォリア系とラバンディン系のラベンダーがこの条件にマッチしており、平均気温が5℃を超えた頃に植え付けると枝や葉の成長が始まる気温になるまでは地上部に変化は見られませんが土の中では発根が行われており、丈夫な株に育つ準備がされています。
植え付けの際はいきなり植えずにまずは苗を外気に慣らすようにしましょう。
苗の多くは温室で育てられているためいきなり3月頃の屋外に植えると温度差によるダメージを受けやすいものです。
まずは1週間ほど昼間だけ屋外に出すなどして環境に慣らしてから植え付けるようにしましょう。
ラベンダーの中でも若干寒さに弱いとされているプテロストエカス系、ストエカス系、デンタータ系の植え付けは4月になってから行うようにしましょう。