葉や枝に群生 【アブラムシ】
アブラムシは葉や枝先に群生して植物の養分を吸い取ります。
株を枯らしたりするだけでなく、モザイク病やすす病を発生させる間接的な被害もあります。
生育不良のほか病気の原因にも
アブラムシはほとんどの植物に発生します。葉の裏や枝先に2~4ミリの小さな虫が群生するので容易に見つかるはずです。
若葉や新芽、つぼみなどやわらかい組織を好み、口針で養分を吸い取ります。
被害にあうと葉が縮れたり株の生育が悪くなったり、ひどくなると葉が黄変して枯れることもあります。
直接的な被害だけではなく、ウイルス病を媒介したり、排泄物にすす病が発生したりといった間接的な被害も及ぼします。
大繁殖の前に殺虫剤で駆除
アブラムシは薬剤に弱い種類が多いため薬剤の散布で容易に駆除できます。
しかし繁殖力が強く、あっという間に大発生して被害が広がるおそれがあるので見つけたら早急に対処しましょう。
スミチオン乳剤を1週間おきに2~3回散布します。モスピラン粒剤やオルトラン粒剤など長期間効果が続くタイプを使ってもいいでしょう。
牛乳や石鹸水、おろしにんにくを薄めた水を散布しても多少の効果が期待できます。
春と秋に薬剤を定期的に散布
植え付け時にオルトラン粒剤などを土に混ぜると発生を予防できます。
チッソ肥料を与えすぎると発生しやすくなるので肥料バランスに注意しましょう。
アブラムシは暑さに弱いため春と秋に特に多く発生します。
この時期に薬剤を10日に1回の割合で散布します。
アブラムシの被害を発見したらウイルス病も発生していないか確認します。
被害拡大を防ぐためにもハサミなどの道具類は使うたびに消毒しましょう。
アブラムシ駆除剤
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