下葉から黄色くなり枯れる
株の生育が悪くなり、下葉から黄色くなって最後には立ったまま、あるいは根元から倒れるように枯れてしまうのは立ち枯れ病の症状です。
葉が黄色くなり立ち枯れる
立ち枯れ病はどの種類の植物にも発生しやすい病気です。
元気に育っていた株の生育がおとろえ、日中はしおれるようになります。
そして下葉が黄色くなり立ったまま、もしくは根元から倒れるように枯れてしまいます。
地際部の茎をみると黒く腐っているはずです。
場合によっては茎が細くなったり根が腐っていることもあります。
発芽間もない苗が立ち枯れる症状は苗立ち枯れ病と呼ばれます。
株は抜き取って焼却処分する
一度発病した株は薬剤による治療を行っても効果はありません。
ほかの株への感染予防のためにも株ごと焼却処分しましょう。
また株の周囲の土は太陽消毒や殺菌剤の散布などを行います。
そうしないと病原菌は土中で長く生息するため次の年に栽培した植物に感染するおそれがあります。
被害のひどい株から採れた種にも病原菌が感染していることがあります。
採種しないほうが無難でしょう。
清潔な土を使い連作を避ける
病原菌は植物の地際部の茎から感染します。
植え替えなどの作業のとき茎に異常を発見したらすみやかに対処します。
水や土を介して感染するので植え付けのときは清潔な用土を使います。
古い土を使う際は土壌消毒を行いましょう。
また完全に発酵していない堆肥を使うのも好ましくないので必ず完熟した堆肥を使いましょう。
連作も発病の原因となりやすいので同じ植物を続けて栽培することは避けましょう。
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