
日当たりのいい場所で育てている植物の葉の色つやが悪くなるのは光が強すぎるためです。
特に日差しの強い夏は葉焼けを起こすこともあるので注意しましょう。
強い光と熱が光合成も阻害
植物の成長に光は欠かせませんが、強すぎる光は植物の生育に悪影響をおよぼすこともあります。
夏にベランダの日当たりのいい場所に鉢植えを置くと葉のみずみずしさがなくなってしまいます。
また葉の光合成が十分に行われなくなるため、葉の緑色が淡くなったり、高温が原因で葉が白くなるものもあります。
室内栽培の植物を日光浴などで急に強い日ざしにあてると葉焼けを起こして葉が茶色っぽく変わることもあります。
適度な日ざしの場所に移動
鉢植えなどの容器栽培は日ざしの強すぎない場所に移動させます。
ベランダの場合は遮光ネットなどを利用して日光の量を調節する方法もあります。
なお、一度葉焼けするともとに戻すことは不可能です。
露地栽培の植物は可能であれば植え替えます。
本来、強い日ざしを好まない植物の場合は落葉樹の下に植えてもいいでしょう。
これなら夏は葉で光が適度に遮光され、冬は落葉するので日がしっかりあたります。
夏のベランダは床面の熱対策も忘れずに
それぞれの植物にとって適切な光の当たる場所で栽培します。
植物によっては夏は半日陰で育てたほうがいい種類もあるので確認しましょう。
ベランダ栽培では上からの光だけではなく下からの熱対策も行います。
棚を用意したりウッドデッキを敷いたりして床に直接鉢を置かないようにしましょう。
室内栽培の植物は普段弱い日ざしを浴びているので日光浴をさせる場合も光の強すぎない場所で行います。