鉢替えと植え替えの必要性

鉢替えと植え替えの必要性

鉢替えと植え替えの必要性

植替え

鉢植えの植物は通常1年に1回、植物の成長度合や状態によって最低でも2年に1回は植え替えを行うようにしましょう。鉢替えや植え替えの目的は古くなった土を新しい土へ入れ替えること、根の育成不良の改善、大きく成長した植物と鉢とのバランス改善などが挙げられます。

新しい土へ入れ替える目的

鉢での育成では毎日のように水やりを行いますが土が乾いたら水やりをする事の繰り返しにより次第に土の団粒構造が崩れてしまい、排水性や通気性が悪くなってしまいます。

また土内の微量要素なども水やりにより流れ出てしまい年月を重ねる事によりやはり不足気味になる傾向があります。このような状態をそのままにしておくと根の育成が悪くなってしまいますので新しい土に替えてあげるのです。

根の育成不良の改善

根詰まり

植物の成長に対して鉢が小さいと鉢の中の根が鉢いっぱいに詰まってしまいそれ以上伸びる余地がなくなってしまいます。

その様な状態では土内の空気の層が極端に少なくなり根が窒息し、また水切れを起こしやすくなります。その結果、根腐れを起こし地上部にも影響が出て育成が鈍ったり、葉先が枯れたり、最悪の場合株が枯れてしまうこともあります。

植物と鉢のバランス改善

植物の種類や育成環境にも左右されますが多くの植物では植え替え後2年も経つと適正な大きさだった鉢も小さくなりアンバランスさが目立つようになってきます。

見た目のアンバランスさだけではなくこのような状態では風などで倒れやすくなったり、植物の大きさに必要なだけの根が伸びるスペースが無く必要な水分や養分を吸収できなくなってしまいます。

このような事から鉢替えや植え替えは必要となってくるのですがそれならはじめから大きな鉢に植えておけばいいのではないかというような疑問も出るはずですがその方法はあまりお勧め出来ません。その理由について見ていきましょう。

植え替え上手な鉢選び

植物の根は鉢壁にぶつかるとそこで枝分かれして育っていく性質があります。小さな苗を小さな鉢に植えれば早く鉢壁にぶつかって根が枝分かれするので根が鉢全体に広がりやすくなります。

さらに根が伸びて鉢内全体に回ってきたら少し大きめな鉢に植え替えを行い、同様に枝分かれさせて根を増やしていきます。

こうして育てた植物は根の量が多い、しっかりした株になります。鉢底から根が顔を覗かせ始めたら鉢いっぱいに根が回った合図なので鉢替えの目安にしましょう。

根の育成以外にも鉢の大きさには重要な役割があり、植物の大きさに不釣り合いな鉢に植えると根の量に対して鉢土が多くなります。

必要な水の量が少ない小さな株では大きな鉢に溜まった水分をしっかり吸い上げられずに鉢土がなかなか乾かなくなってしまいます。

その為鉢の底の方の土は常に湿った状態が続き根腐れを引き起こしやすくなってしまうのです。

鉢植えに使う鉢底石の使い方と必要性

鉢植えの場合、鉢底に石を敷き詰めて排水性を高める方法が一般的ですが鉢底石の上手な使い方は意外と知られていないようです。

植物を育てる為に多くの方は用土に意識はするのですが鉢底石に対して意識はしているでしょうか。

鉢底石の上手な使い方

用土作りにおいては数種類の土をブレンドする場合、土の粒の大きさをできるだけ揃えて土の粒と粒の間に隙間を作るようにするのが基本ですが鉢底石の場合には逆の発想が必要となります。

鉢底石の粒を揃えてしまうと隙間が大きくなりその隙間に用土の微塵が流れ込んでしまいます。そうなると水はけが悪くなり根腐れの原因にもなりますので鉢底石を敷く場合には大小の粒を混ぜ合わせてできるだけ隙間を無くし微塵が入り込むのを防ぐようにしましょう。

鉢底石の必要性

鉢底には必ず鉢底石を敷くものだと思っている方も多いようですが5号以下の鉢で土の粒が細かすぎる土でなければ植物の育成に関して鉢底石の有無はあまり関係ありません。

市販されている鉢植えの植物に鉢底石が使われていないことも多く、排水性の良い土さえ使えば問題の無いことを裏付けています。

よって5号鉢以下なら鉢底石は必要なく、6号鉢以上になるようなら鉢底石を入れるようにすると良いでしょう。