さし芽と株分け

さし芽と株分け

さし芽と株分け

さし芽

気に入った苗を殖やすのもガーデニングの楽しみの一つです。手軽にできるさし芽や株分けに挑戦してみましょう。植物の苗を殖やす方法として一般的な方法にさし芽と株分けがあります。さし芽は生育中の植物の茎や枝を切り取り、土に差して根を出させる方法です。

節のある多年草であればこのさし芽で手軽に殖やすことができます。植物によって茎、枝、葉のどの部分を利用するかは異なりますがたいていの場合、茎や枝の先端部分を切り取ります。

一般にさし芽の適期は真夏を除く5月~9月で多年草が発根するためには15℃~20℃前後の温度が必要ですので低温だとうまく発根しません。また高温時はさし芽が腐敗することもありますができないということではありません。

さし芽にするのは生育中のしっかりした茎を選び、葉を2~3枚つけた茎や枝の先10cmくらいを清潔で鋭利な刃物で切り取ります。あまり若い枝ですと柔らかく腐りやすいので適度に固い茎を選びます。

葉には発根するために必要な栄養分が蓄えられていますが多すぎるとしおれてしまいますので注意してください。また大きな葉がついている場合は蒸散によるしおれを防ぐため2分の1から3分の1の大きさになるようにカットします。

さし芽の茎は良く切れるナイフなどで斜めにカットしておきます。こうすることにより発根しやすくなります。その後、30分~1時間ほど水につけて十分水揚げします。真夏は長時間水につけておくと切り口が腐る原因になるので注意してください。

水揚げしたさし芽は鹿沼土、赤玉土、バーミキュライト、パーライトなど保水性があって水はけがよく肥料分のない清潔な新しい用土にさします。管理は水ぎれに注意しながら半日陰においておけば早いもので1週間、遅くても1カ月で発根します。その後はポットに移植し徐々に日光にならせるようにしてください。

多年草の株分け

株分けは多年草を殖やす際に用いられる方法で地植えの多年草は3~4年は株を大きくするために放っておいたほうがよく、その間は花もよく咲き続けます。しかし大株になりすぎると育成が悪くなってしまうので株分けして新しい苗を育てることが必要となります。

サルビア株分け

サルビア、キクの仲間、ギボウシなど地上部が枯れる宿根草を例にとると地際に新芽がでたら株を掘り起こして古い土を落として固まった根をほぐします。

手で左右にそっと引っ張るようにして分けるかハサミやカッターなどで株を傷つけないように切れ目を入れ分けます。あまり小さく分けすぎないようにそれぞれの株に2~3芽が残るようにしてください。

株分け後は根を乾燥させないようにすぐに植え付けます。株の大きさに合わせた鉢を用意し用土には元肥として緩効性肥料をあらかじめ混ぜておきます。植え付け後は十分水やりをし根が十分に育つまで強い風の当たらない半日陰で管理します。

株分けで殖やせる植物には地下茎で殖えるタイプ

サルビア

キク、コレオプシス、サルビア、ウルギノーサ、シュウメイギク、フウロソウ、ベロニカ、ペンステモン、ホタルブクロ、ミント、ユーパトリウム、コエレスティナムなどがあります。

ランナーや匍匐枝で殖えるタイプ

オリヅルラン
オリヅルラン

アジュガ、イチゴ、オリヅルラン、シバザクラ、宿根バーベナ、ヘデラ、ラミウム、ラムズイヤー、リシマキア、ヌンムラリアなどがあります。

株立ちになり殖えるグラスタイプ

アヤメ
アヤメ

アヤメ、イチハツ、ジャーマンアイリス、ススキ、ハナショウブ、レモングラスなどがあります。

新芽、新枝で殖えるタイプ

クリスマスローズ
クリスマスローズ

アスチルベ、アガパンサス、アルケミラ、モリス、ギボウシ、クリスマスローズ、ダイアンサス、トリトマ、宿根フロックス、ミヤコワスレなどがあります。