土をブレンドする
コンテナ栽培では基本用土と改良用土をブレンドした土を用います。
普通のブレンドを基準にし根が弱い植物はそれより軽めの土で、吊るして楽しむハンギングバスケットにはさらに軽い土で植え付けます。
コンテナ栽培は限られた容器で栽培するため庭などに花壇で栽培する場合とは異なる特殊な条件があります。
まず、容器の中に湿気がたまらないように庭や花壇以上に水はけ、通気性がよい土であることが大切です。
また乾燥しやすくなるので水もちがよいこと、水やりで肥料分が流れやすいので肥料分をできるだけ保つ土であることが大切です。
つまり、水はけ、通気性がよく、水と肥料もちもよい用土がコンテナ栽培には向いています。
用土の配合割合としては重めな土を好む植物やそのほかほとんどの草花で使える配合として一番メジャーな配合は赤玉土3+腐葉土1+バーミキュライト1が理想的です。
そのほかには根が弱い草花の植え付けに使える配合として赤玉土2+腐葉土1+バーミキュライト1、ハンキングバスケットなど軽くて水もちが良い土で植え付けたい場合などは赤玉土2+ピートモス3+バーミキュライト1などの配合があります。
ブレンド方法
育てたい植物が好む配合に合わせて土をブレンドしてみましょう。
用意するものは赤玉土、腐葉土、バーミキュライトなどの各用土、スコップ、土を計量する道具、シートまたは鉢の受け皿などブレンドに使う容器です。
計量する道具がなければスコップ一杯、2杯とはかる方法でも構いません。
それぞれの量を計ってシートまたは受け皿に入れ、スコップで全体がまんべんなく均一に混ぜるようにします。
市販培養土の選び方
自分でブレンドしなくても植物の生育に適した割合ですでにブレンドされている市販培養土を利用すると手軽で便利です。
成分が表示されているものを選び中身を確認しましょう。
また酸度調整済みと表示されているものを選ぶとさらにいいでしょう。
土は適度な湿り気がある状態で袋詰めされているものがよく、土が乾きすぎているようなものは団粒構造が崩れていることが多いようです。
反対に湿りすぎもよくありません。
腐葉土などが完全に熟していなかったり、植物の根やワラなどが原型のまま入っているものもよくありません。
ゴミや不純物のないことも確認しましょう。
-
-
有機質肥料の種類と使い方
有機質肥料の種類と使い方 有機質肥料とは植物や動物などの天然素材を原料にした肥料で微生物の力を借り、有機物が分解発酵してから根に吸収される仕組みを利用した肥料です。そのような仕組みからゆっくり効いて効 ...
続きを見る
-
-
化成肥料の種類と使い方
化成肥料の種類と使い方 ガーデニングや園芸を行う際に植物には栄養が必要だからなんとなく良さそうな肥料を与えているなんて方も多いようですが植物を元気に育てる為に欠かせない肥料についてしっかりとした知識を ...
続きを見る
-
-
基本土の種類と選び方
基本土の種類と選び方 コンテナ、プランター栽培では基本用土と改良用土などのブレンドした土や市販培養土を使って植物を植えつけます。 市販されている基本的な用土の性質、使い方などを覚えておきましょう。 コ ...
続きを見る