化成肥料の種類と使い方

化成肥料の種類と使い方

化成肥料の種類と使い方

化成肥料

ガーデニングや園芸を行う際に植物には栄養が必要だからなんとなく良さそうな肥料を与えているなんて方も多いようですが植物を元気に育てる為に欠かせない肥料についてしっかりとした知識をつけることは非常に重要なことでもありますので肥料について詳しく見ていきましょう。

肥料の必要性

なぜ庭などで育てる植物には肥料が必要なのでしょうか?自然界で育つ植物は人の手によって肥料を与えなくても立派な花が咲くのに鉢植えや庭植えの草花はなぜ肥料が必要なのでしょうか。

自然の肥料

自然界では落ち葉や枯れた植物、動物の糞や昆虫の死骸などが微生物の働きによって分解され、植物の栄養分として供給されています。しかし家庭の庭やコンテナ栽培などでは落ち葉が堆積することもあまり無いでしょうし、ましてや動物が糞を残していくようなことはさらに稀なことでしょう。

また昆虫でさえ、苦手な人は殺虫剤などで駆除と予防をしてしまうのであれば微生物によって分解され植物に供給されるための資源がほとんど無いと言えるのではないでしょうか。

また少量の養分でもその土地の環境に適応して育っている野生植物に比べて観賞用に花や実を大きくする品種改良を加えられた植物は多くの栄養分を必要とします。

そのような理由からガーデニングや園芸では肥料は欠かせないものとなっているのです。それではその肥料についてどのような種類のものがあるのか順にご紹介いたします。

化成肥料

無機物を原料として化学合成で作られた無機質肥料には三要素を単独に含む単肥と単肥を数種類混合した複合肥料を成型加工した化成肥料があります。家庭のガーデニングでは一般的に扱いやすい化成肥料が使われますが成分比や形状は様々です。

固形タイプの速効性化成肥料

化成肥料

数種類の単肥を配合し、粒状にしたものが一般的で成分はN-P-K=5-5-5のように低濃度のものから15-15-15のように高濃度のものまであります。速効性のためすぐに溶けるメリットの反面施す量を間違えると肥料障害を起こしやすい肥料でもありますので使用量に注意しましょう。

固形タイプの緩効性化成肥料

化成肥料は基本的には水に溶けるとすぐに根に吸収される速効性ですが加工により徐々に溶けるようにしたものが緩効性化成肥料です。例えば肥料の表面を樹脂などでコーティングしたり、肥料成分が水に溶けずに根が出す酸などで溶けるようにしたものがあります。

また錠剤や球状に成形して成分が溶け出す量をコントロールしているようなものもあります。小さい粒のものは植物の植え付け時に元肥として土に混ぜて使うのに適し、大きい粒のものは置き肥に適しています。

これらの肥料効果は数ヶ月から数年のものまでありますので一年草の肥料なら数ヶ月効果が持続するものを選び、樹木ならより効果の長いものを選ぶように使い分けをすると良いでしょう。

水で薄める液体タイプの肥料

化成肥料

水で薄める液体タイプの肥料には液体のものや粉末のものなどがあり、植物の種類や成長度合いに合わせて希釈濃度を変えられるという利点があります。500倍や1000倍に薄めて使用するため、一度に大量の希釈液を作れますので多くの鉢植えや植木に肥料を施す時に非常に便利です。

このタイプの肥料は速効性に重点をおいているために持続性には欠ける面があり肥料効果は1週間から10日前後で切れてしまいますので定期的に施す必要があります。また水やりかわりに鉢底から流れ出すほどたっぷり与えましょう。

そのまま使用できる液体タイプの肥料

初めから希釈した状態の肥料が入っているので非常に手軽に使用できるメリットがありますが量が少ないものが多いので鉢数が多いとすぐになくなってしまったり、水やりかわりにと言った使い方は出来ません。

スプレータイプの肥料

スプレータイプの肥料は葉から養分を吸収させる葉面散布用が一般的です。根が弱って肥料を正常に吸収できない場合や観葉植物などの葉色が悪い場合などに使用すると効果的です。

ただし冬期に室内暖房で葉が乾燥しているときや日光不足で葉に元気が無い時に使用すると逆にストレスを与えて落葉することもありますので注意が必要です。

葉が汚れていると吸収が悪くなるので前もって葉を洗って乾燥させてから使用するようにしましょう。

スティックタイプの肥料

鉢やプランターに差し込んでおくと土中の水分で徐々に成分が溶け出し、肥料効果が一定期間続きます。大型のハンギングバスケットや寄せ植えなどはこのタイプの肥料を数カ所差し込むと長期間バランスのよい生育が期待できます。