購入時に良い培養土を選ぶコツ

購入時に良い培養土を選ぶコツ

購入時に良い培養土を選ぶコツ

培養土選び

育てたい植物に対して様々な培養土が市販されていることは植物に適した培養土の種類のページでご紹介しましたが、その中でもより良い培養土を選ぶ為の購入時の確認事項についても触れておきましょう。

一昔前に比べればかなり品質は安定したとはいえ、市販されている培養土には優れたものから改良が少々必要なものまで品質にバラツキがあるものです。

しかし購入時に袋を開けて中身を確認する訳にはいきませんので商品の情報から良い培養土を選ぶ為のチェックポイントをご紹介します。

品質表示の有無を確認

家庭園芸肥料・用土協議会に登録しているメーカー約50社近くは培養土のパッケージに以下の品質表示を行っています。 ①適用植物名あるいは用途
②容量
③主な配合原料名
④肥料の配合有無
<li.⑤製造販売会社名、住所、電話番号

これらの品質表示がきちんとされているものはメーカーが品質に対して責任を持っていると判断する一材料となります。

肥料配合の有無

まずは肥料の配合がされている土を選ぶようにしましょう。肥料が配合されていない土=悪い土という事では無いのですが肥料が配合されている土であれば植え付け時に元肥を配合する手間と費用を抑えることができますし、植え付け後2〜3週間は追肥も行わなくても済みます。

ただしメーカーによって肥料の効いている期間が異なる事がありますのでパッケージの品質表示で確認しておきましょう。

酸度調整済みの表示

多くの植物はpH5.5〜6.5位の弱酸性の土を好みますので市販されている培養土の多くはpH6前後の弱酸性に調整されています。

酸度調整済みの培養土にさらに石灰を混ぜて使用すると弱アルカリ性を好む一部の植物以外は育成が悪くなりますので気をつけましょう。

粒の大きさを確認

ほとんどの培養土はパッケージの小窓や袋の端の隙間から土の粒の大きさを確認する事ができます。土の粒のサイズが極端に大きいものは植え付け時に根のなじみが悪く植え付け直後の生育に影響が出ます。

一方、粒が細かすぎて微塵が多いのも問題があり、そのようなものは水はけが悪く根腐れを起こしやすいので避けるようにするか使用前にふるいにかけるなどの作業が必要となってきます。

藻やカビなどもチェック

培養土の袋の中にカビなどが発生している場合には配合されている堆肥が十分に発酵していない可能性があります。また緑色の藻が生えているものも土の中の水分量過多の可能性がありますので避けた方が良いでしょう。

またカビや藻などが生えていなくても水滴が多くついている土も夏にカビが生えやすいので避けた方が良いでしょう。

安かろう悪かろう

質の良い原材料を配合した培養土はそれなりにコストがかかるのは当然の事ですので価格にも反映されるものです。市販の培養土の中には価格を抑える為にコストを抑えたものもあります。コストを抑えるという事はやはり品質レベルの低い原材料を使用している可能性が高くなりますので価格重視で培養土を選ぶのはあまりお勧めできません。

土の購入量の目安

購入しようとしている土の良し悪しを確認したら次に出てくる悩みが土の購入量ではないでしょうか。市販の培養土は2リットルから20リットル位まで様々な商品量のものが販売されていますので植え付けに必要な土の量も知っておきたいものです。

植え付けに必要な土の量を知る目安として素焼きの5号鉢の縁から2cm下まで土を満たすと約1リットルになり、擦り切りいっぱいまで入れると1.2リットルになります。

鉢のサイズごとに擦り切りいっぱいまで入れた際の土の量も見ていきましょう。 3号鉢 直径9cm 必要な土の量0.3ℓ
4号鉢 直径12cm 必要な土の量0.6ℓ
5号鉢 直径15cm 必要な土の量1.2ℓ
6号鉢 直径18cm 必要な土の量2.1ℓ
7号鉢 直径21cm 必要な土の量3.3ℓ
8号鉢 直径24cm 必要な土の量5.1ℓ
9号鉢 直径27cm 必要な土の量7.3ℓ
プランター 長さ65cm 12〜13ℓ

この数字を目安に必要な量の土を購入しましょう。

購入後のチェック

購入後に袋を開けてみて店頭でのチェックが正しかったのかを確認してみましょう。万が一、品質に問題のある土を購入してしまった際には土を改良する必要があるかもしれません。

土を購入したら袋を開けてまずは見た目を確認します。良い土は粒が揃い、サラサラふかふかしていていかにも根が張りやすそうに見えます。逆に悪い土はカビが生えていたり、水分量が多く湿った感じに見え、見た目も悪いものが多いものです。

見た目と同時に臭いも確認しておきましょう。完熟堆肥を使用している土は土の良い香りがしますが未熟な堆肥などを使用している土はアンモニア臭やカビ臭いにおいがするものです。

最後に土を握ってみることで土の良し悪しを確認することができます。まず水を含ませた土を水が滴る程度に強く握ってから開きます。固まった土を指で軽く押した時にパラパラと崩れる土は水はけ、水もちともに優れた良い土となります。

逆に指で軽く押しても崩れない粘土状の土は水はけの悪い土で、握っても固まらない土は水持ちが悪く急激に乾燥しやすい土で保肥性も劣ります。

もしこのような問題のありそうな土を購入してしまった場合にはそのまま使用せずに土の改良をしてから使うと植え付け後の植物の成長にも差が出てくるでしょう。