植物に適した培養土の種類

植物に適した培養土の種類

植物に適した培養土の種類

培養土

培養土とはあらかじめ数種の用土が混ぜ合わせてある商品で自分で基本用土をブレンドする手間や知識を省いてくれる優れものです。培養土には元肥が配合されていたり、酸度調整済みのものが多く、ほとんどの植物に利用できる汎用タイプから特定の植物育成に特化した専用培養土まで様々なものがあります。

また容量も様々なものが市販されていますので鉢やプランターのサイズに合わせて無駄なく土の量を選ぶ事ができるのも培養土の魅力と言えるでしょう。

園芸用土と言えば以前は赤玉土などをベースとした基本用土に腐葉土などの改良用土を数種ブレンドして用いるのが一般的でした。

そのような場合、植物に合わせてその都度土を配合するのですから配合の知識さえあれば植物にとって最適な用土を用意できるのですが意外とデメリットも多いものでした。

ブレンド用土

ブレンド用土を作るにはまず時間と手間がかかります。培養土を買ってくればそのような手間はかからずすぐに使用出来ますが自分でブレンドする場合にはその作業が発生します。

その他にも費用がかさむ、ブレンド後の用土が余るなどの問題もありました。そのようなことからガーデニングがブームとなった1990年頃から市販の培養土が店頭に並ぶようになったのです。

当初は配合が不適切だったり、品質の劣る商品もありましたがメーカーがこぞって参入したことにより飛躍的に品質は向上し、今では園芸初心者だけではなく園芸愛好家も安心して利用するほど優れたものが多く販売されるようになりました。

培養土を購入する際の注意点として植え替えごとに培養土の性質が変わることはあまり望ましくありませんので同じメーカーのものを選ぶか配合原料の類似している培養土を選ぶようにしましょう。

培養土の種類

草花用培養土の汎用タイプ

培養土

赤玉土や赤土、鹿沼土などの基本用土をベースに堆肥や腐葉土などの改良用土を配合し、さらに軽石やピートモス、バーミキュライトなどを利用することもあり配合も特性も商品によって様々なものがあります。

花草用培養土の専用タイプ

セントポーリア培養土

専用タイプの培養土は植物が個々に好む土壌を再現できるように各メーカーごとにそれぞれの植物に合わせた配合を施したものでセントポーリアの土やキクの土、クリスマスローズの土などそれぞれの植物の名前がつけられています。

庭木・花木・果樹の土

庭木培養土

庭木や花木は背丈が高く株も大きくなるために大きめなサイズの鉢を使用します。その分、土の量も多くなるので根腐れを防ぐために水はけの良さや通気性の良さを考えて配合されています。また株をしっかり支えるために赤玉土などの量が多く適度な重さがあるのも特徴です。

野菜の土

野菜の培養土

ほとんどの野菜が同じ土に同じ種類の野菜を何度も植えるとうまく育たなくなるために毎年新しい土に作り変えなければなりません。

野菜の好む土は堆肥や腐葉土などの有機物を含む肥沃な土です。ただし未熟な堆肥が含まれていると野菜の根元で発酵が起きてしまい育成不良や最悪の場合には根腐れを起こすこともありますので注意しましょう。

未熟な堆肥を含む土は強い匂いがあったり、カビが生えやすいのでそのような土は使用しないようにしましょう。

観葉植物の土

観葉植物の土

以前はピートモスが主体の軽めのものが流行っていましたが最近はやや重めの土も多くなりました。軽めの土を背丈の高い観葉植物に使用する場合は赤玉土を2〜3割追加して重さを調整します。逆に背丈の低いものやハンギングに使用する場合はバーミキュライトやパーライトを2〜3割程度加えてさらに軽くするのも良いでしょう。

サボテンや多肉植物の土

サボテンの土

サボテンや多肉植物の土は川砂を主体に軽石やくん炭など根腐れ防止を意識した乾きやすい配合の土です。アロエや金のなる木のように根が太い多肉植物には水持ちをよくする為に赤玉土を2〜3割程度加えて使用すると良いでしょう。

サボテンや多肉植物の土を自身で配合する場合には川砂9割、腐葉土またはピートモスを1割の比率で配合します。アロエや金のなる木などでは赤玉土6割、腐葉土4割の配合でも栽培することができます。

サボテンの土を使用する時の注意点としてシャコバサボテンやクジャクサボテンなどは通常のサボテンの土で栽培すると根腐れを起こすこともありますのでシャコバサボテン専用の土を選んで使用することをお勧めします。

水生植物の土

水生植物の土

近年ではビオトープなど小さな水辺を演出するガーデニングも人気が高まっており、水辺の植物を育てる為に適した培養土も市販されています。水生植物の土というと以前は泥状のものが主流でしたが最近では手が汚れにくく、水が濁りにくいなど初心者でも扱いやすい粒状のものが人気となっています。

室内やベランダの土

室内用の土

赤玉土などの基本用土にバーミキュライトやパーライト、ピートモスなどの清潔な改良用土をブレンドして軽さと清潔感を高めたものです。バーミキュライトやパーライトは鉱物を高温加熱処理して作られる人工改良用土ですのでほぼ無菌状態といえ、ピートモスは地中で水ゴケが腐植したものなので雑草などのタネをほとんど含まない上に酸性ですので菌などの増殖をある程度抑制することができます。

このように培養土には用途や育てたい植物に合わせて様々なものが市販されていますのであまり園芸に対する知識の無い初心者の方にもお勧めの土と言えるでしょう。