土づくり

良い土の条件と作り方

2020年6月18日

良い土の条件と作り方

良い土

ガーデニングの土は植物にとって土台となるもので、根がしっかり張ることによって茎葉を支え水や養分、酸素を供給します。

植物が健康に育つ良い土について考えてみましょう。

 

 

植物の育成に最適な団粒構造の土

植物の根は水、空気、そして養分を取り込み、地上にでた葉や茎、花、実をしっかり支えるという役目があります。

そのために欠かせないのが土で土は根を支え根は水分や養分を土から吸収して植物全体へと送ります。

そして根はさらに伸びるために呼吸をしますが土は新鮮な空気を根に送る役割もします。

このように植物がよく育つためには根が健康に育つ土にしなければなりません。

根が活発に活動するのに適した土は通気性、排水性、保水性に優れ、肥料分を保つ力のある土で、これらの条件を満たしているのが団粒構造の土です。

良い土

土は細かい粒子からできていますがその土の粒子が固まり(団粒)になっている土を団粒構造の土と言います。

一つの団粒中には水を蓄える小さな隙間がたくさんありさらに団粒と団粒の間には大きな隙間があって通気性、排水性ともによい状態を作っています。

これとは対照的な悪い土とは単粒構造の土で粒と粒の間の隙間が狭いため排水性、通気性が悪く根腐れを起こしたり、生育が悪くなったりします。

 

土の排水性

水やりは鉢土の表面が乾いてきたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えるのが基本ですがこの作業には土中の酸素を入れ替える大事な目的があります。

新しい水には酸素が多く含まれており、水やりによって土中に新しい空気を取り込むとともに古い空気を排出します。

この様な目的から土の排水性の大切さが必要になってくるのです。

鉢土の表面からなかなか水が染み込まなかったり、鉢底に溜まってしまっているような排水性の悪い土は新鮮な酸素を根に供給出来ず、根腐れの原因になってしまいます。

排水性を良くするには微塵を取り除き、土の粒の大きさをなるべく均一にします。

また6号以上の鉢を利用する場合には鉢底に水はけを良くするための鉢底石を敷くようにしましょう。

土の保水性

排水性と保水性の双方を求められると相反した話に聞こえますが植物が健康に育つ土とは通気性、排水性がよく乾きやすいが急激には乾燥しない適度な湿り気を保てることが必要とされます。

ベランダなどの乾燥しやすい場所では急激な乾燥を防ぐために保水性の強いバーミキュライトや腐葉土などを配合し、鉢土の表面からの水分蒸発を防ぐために土の上に水ゴケなどを適度に敷き詰めるのも効果的です。

また土中の酸度が適当でないと根は十分に活動することができません。

市販されている試薬を利用して土壌酸度を測定してみましょう。

植物がよく育成するのは酸度が中性のpH7.0から弱酸性のpH6.0~6.5)の土でアルカリ性に偏っている場合はピートモスを酸性に偏っている場合にはpH0.5高めるために土1リットルに対して苦土石灰を約2~3g加えます。

コンテナと花壇に適した土

コンテナ用の土は花壇の土とは異なり少量であっても根が活発に活動して必要な水分、栄養を吸収できるものでなくてはなりません。

そのため基本用土に加えて何種類かの土を配合して作ります。

①基本用土となる赤玉土、黒土、鹿沼土など

②隙間を作り通気性、排水性をよくするバーミキュライト、パーライト、川砂など

③有機質の材料となる腐葉土、ピートモスなど

これら3つからそれぞれ1~2種類ずつ選んで配合します。配合の割合は①を60%、②を20%、③を20%が目安になります。

植物の育成に適した土の改良

花壇にしようとする場所が固い粘土質だったり、造成地のため砂利が多かったりすると植物はうまく育ちません。

このような場合は植物の育成に適した環境に整えるため土の改良を行います。

粘土質の場合は30cm程度掘り返して耕し、砂を2~3割加えてよく混ぜます。

その土に腐葉土やピートモスを1㎡につき30~50リットル、牛フン堆肥などを10リットル程度、苦土石灰300~500g程度を加えて良く混ぜます。こうすると通気性のよい、肥沃な土にすることができます。

造成地で砂利が多い場合は水はけが良すぎて水ぎれや肥料ぎれを起こしやすくなります。

そのような場合には大きめの砂利を取り除き粘土質の土、堆肥や腐葉土などの腐食を多く加えて保水性を持たせるように改良しましょう。

またより簡単な改良の方法として客土があります。

これは花壇の土に山土や赤玉土といった粘土分の多い土を混ぜたりよい土と入れ替える方法です。

1㎡当たり数リットルの新しい土を加えます。

冬、土を耕して表土と底の土を入れ替える天地返しは地表面近くで越冬する虫を埋めて死滅させること、地中の虫や病原菌を寒さで駆除する目的で行います。掘り返す深さは一般的には30~50cm、深ければ深いほど効果的です。

庭の土の質を確認してみる

花壇に植え付ける場合は土質と水はけに注意しましょう。

埋め立て地の場合は異なる土が何層も重なっているため植物の根が十分に張ることができません。

また造成された土地は石や砂が多く混ざっていて保水性や保肥性に欠けています。

そこで植え付ける前に庭を数か所掘り返してみます。大体1mくらい掘ってみて深いところの土と表土とが似た土質ならすぐ植え付けが可能です。

逆に土質が異なる場合はスコップなどで混ぜ返します。

これはあくまでも埋立地や盛り土の場合で自然にできた層の場合は基本的にそのまま植え付けてかまいません。

 

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