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薬品園芸薬品を使う時にはまず防除したい原因が害虫なのか病気なのかで選択肢が分かれます。病気の場合には殺菌剤、害虫を防除するのなら殺虫剤を選び、さらに対象となる植物や病害虫に対して適切な薬品を選定しなければなりません。


詳しく調べれば調べるほど適切な園芸薬品を選定することが出来ますが、庭木や草花に対して発生した異常に対して必ず発生原因を特定することは困難なときもあります。

害虫の発生は目で見て確認出来ますが、病気は植物が病原菌に感染しても発病するまでわかりません。また発病しても似たような症状の病気などでは病原菌を特定することが難しいときもあります。

異常の発生原因が害虫なのか病原菌なのかわからないときは、殺虫成分と殺菌成分を配合した殺虫殺菌剤を選ぶといいでしょう。

殺虫剤とは

殺虫剤は作用性により接触剤、浸透移行性剤、食毒剤、誘殺剤に分けられ、接触剤とは害虫の体に薬剤を接触させたり、または散布した茎葉と接触させて退治する薬剤です。

接触剤はその特徴から害虫に直接散布するものが多く、メリットとして薬剤がかかった害虫を速やかに退治できる面があります。

製品により対象となる害虫は変わりますが、接触剤型の殺虫剤で駆除できる害虫にはアオムシ、アザミウマ、カイガラムシ、アブラムシ、毛虫、コガネムシの成虫、コナジラミ、ハダニ、ヨトウムシなどがいます。

浸透移行性剤とはあらかじめ株元や植物に散布しておき、有効成分を根や葉から吸収させることで植物全体に移行した成分を害虫に吸わせたり、葉ごと食べさせて退治します。

浸透移行性剤は散布後も効果がある程度持続し、害虫の発生を長期に渡って予防できるメリットがあります。

対象となる害虫にはアオムシ、アザミウマ、カイガラムシ、アブラムシ、毛虫、コナジラミ、ハモグリバエ、ヨトウムシなどがいます。

食毒剤も葉ごと食べさせて退治する方法からしてみれば浸透移行性剤に似た使い方かもしれませんが対象となる害虫はガや蝶の幼虫が主となります。

誘殺剤は害虫の好む餌などに殺虫剤を混ぜて誘引し、食べさせて退治するものです。

その特徴から昼間は物陰に隠れているような夜行性の害虫などをおびき寄せて退治することができます。

誘殺剤の対象となる害虫にはダンゴムシやナメクジ、ネキリムシやヨトウムシなどがいます。

殺菌剤とは

殺菌剤は病原菌が細胞膜や細胞壁を作るのに必要な成分の合成やエネルギーの代謝にかかわる酵素の働きを阻害することで病原菌の繁殖を抑える薬剤です。

殺菌剤も効果によって殺虫剤のようにさらに細かく分けることができ、保護殺菌剤、直接殺菌剤、浸透性殺菌剤などがあります。

保護殺菌剤とは植物によって発生しやすい病気を予想して薬剤をあらかじめ散布して植物体を覆い、病原菌の侵入を防ぐもので多くの殺菌剤にはこの効果があります。

直接殺菌剤は病原菌が植物に侵入し、増殖したあとに散布しても有効成分が植物の体内に浸透し、組織内部の病原菌に作用します。

浸透性殺菌剤は植物の体内に成分が浸透するため植物の中にいる病原菌にも作用します。

殺虫殺菌剤とは

殺虫成分と殺菌成分を配合した便利な園芸薬品で、害虫の防除に使用した薬剤が、その時点ではまだ症状を確認出来ていない病気の予防にも役立ちます。

防除したい病気や害虫と専門薬

病気や害虫の種類が特定できたら効果のある薬剤を選んで使用するようにしましょう。薬品の製品ラベルには適用病害虫名の欄があり、その製品がどのような病気や害虫に対して効果があるのかが必ず記載されています。

また製品の目立つところに「うどん粉病予防」や「ケムシ退治」、「ナメクジ退治」などと記載し対象病害虫に特化した特徴を謳っている製品もたくさんありますのでそのような薬品を選ぶのも1つの選定方法でしょう。


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    病害虫事例対策

  • 葉脈に沿って緑色が抜ける
  • 葉に黒や褐色の斑点ができる
  • 葉の表面が粉のように白くなる
  • すすのような黒い粉が付着
  • 葉に斑点ができ凹凸ができる
  • 花にシミができ枯れてしまう
  • 根元から突然倒れて枯れる
  • 下葉から黄色くなり枯れる
  • 白い菌糸が網目状に
  • 地際から根にかけてコブがでる
  • 葉が白いカスリ状 【ハダニ】
  • 白いかさぶた状【カイガラムシ】
  • 白くて小さな虫 【コナジラミ】
  • 白い筋状の模様【エカキムシ】
  • 葉に虫食いの跡【アオムシ】
  • 葉や枝に群生 【アブラムシ】
  • 花や若芽が食害 【ナメクジ】

    枯れる原因対策

  • 葉の表面が褐色や黒く
  • 植物の葉数が少なくなる
  • 冬場に葉が萎れたまま
  • 葉は元気だが急に落ちる
  • 根詰まりを起こしている
  • 葉や花がしおれる
  • しおれ気味で根が黒い
  • 葉が周囲から枯れる
  • 葉や花が小さく色が薄い
  • 葉は元気だが花がつかない
  • 鉢植えにしたら生育が悪く
  • 土を変えたら調子が悪く
  • ピートモス使用で調子が悪く
  • 育成が悪く根が黒い
  • 葉が黄色くなり枯れてしまう